アドラー心理学サロンです。
人や人の視線に恐怖を感じる対人恐怖症について、アドラー心理学では人と関わる事で傷付きたくないという目的の為に人を避けていると考えます。
対人関係の中で傷付くこと、または恥をかくことを恐れてそれを避けることを目的にしてしまっている可能性があります。
その目的への対処は様々ですが、1番効果的なのは、今まで貴方が経験してきた対人関係を通して傷付いた、恐怖を感じた出来事に対する意味付けを取り替えてみるのは如何でしょうか?
アドラー心理学では、この世に客観的な事実など存在せず、全ての物事は主観的な解釈であるとしています。
また、主観的な解釈は、先天的なものではなく、後天的に獲得してきたものであるため、ご自身で再選択することも可能です。
1つ1つの今まで貴方を苦しめてきた出来事を可能な限り、貴方の都合の良いように捉え直してしまいましょう。
そもそも、人間の思想や幸福か不幸なは思い込みの一種であると言え、他者や法を侵害しない限りどのような解釈をしても問題ないのです。
1つの捉え方として、人は貴方の事をずっと考えたり、噂したりはしておりません。
本質的に人は、自分自身の事以外には興味はなく、四六時中貴方のことを考えたり、噂話をしていることはありません。
有名人の問題行動であっても、ちょっとした話題程度にしかならないように、大抵の人達は貴方が何をしたといったことは、すぐに忘却しております。
芸能人などの有名人ならともかくとして、一般人相手にそのまで注意深く人のことを見たりしていることはあまり考えられません。
そんな一瞬の事で自分が振り回されてしまうのは大変もったいない事ですし、そういったことをあまり気にし過ぎるのは自分に対して自意識過剰なのかもしれません。
また、自分のことではなく、周りの人達の噂話や悪口ばかりを話す人は、不健全で強烈な劣等感を持っている人が多く、人を見下したり、人を話題にすることで自分と比較して居場所を得ようとしていることが多いのです。
そういった人達からはむしろ、貴方の方から距離を取る方が良いでしょう。
人を避けようとする際の感情を知り、その目的を追求しましょう。
そして感情的にならないよう、その感情自体の目的へ何か対処をしてみましょう。
何かの原因を考える時や、その具体的な対処策を検討する時には、感情的になった状態では難しいので、感情を抑制しましょう。
必ず、どんな恐怖症でも改善できます。