アドラー心理学サロン

アドラー心理学で悩みを解決する糸口を探ります。

人への感謝とお礼が仇に⁉︎

アドラー心理学サロンです。

 

今回は、他人の行いへの感謝やお礼によって自分を見失ってしまうことを避ける方法について解説します。

 

人に感謝やお礼をして自分を見失うことなんてあるの?と思われた方、実はこれ結構よくあります・・・

 

こんなによくしてもらったから、今度お返ししなくちゃ!や、この会社の上司には恩があるし、自分のやりたいことがあるけど暫くはこの会社で働こう!といった思いや行動は実は他者から「操作」や「支配」されている可能性があります。

 

この記事では、善意か悪意かは別として他人の思惑通りに行動してしまわないよう、他人の人生をあなたが生きることを防ぐ対処策についての解説を目的としており、恩を返すのは間違っている!や恩を仇で返すべしということを主張してはおりません。

 

もちろん、良くしてくれた方へ感謝の気持ちやお礼をすることは人としてとても大切なことです。

 

しかし、相手がどんな働きかけをしてきても、相手の好意に自分を縛ってはいけません。

 

相手の好意を裏切らないようにすることばかり考えて生きることは、「見返り」に束縛されているかもしれません。

 

常に自分が行うことは、他の誰のものでもない自分の人生ですので自分で決めることなのです。

 

相手の好意に盲目的にただ答えるのは、「依存」や「承認欲求」が目的になっているかもしれません。

 

相手が「見返り」を目的としているかどうかに関わらず、何をしてもらっても、何も考えず盲目的に相手の要求に沿うように自分の行動を制限して生きてしまうと、他人思考の人生になってしまいます。

 

限りある一度しかない人生を他人の為に使ってしまうのはあまりにも勿体無いことです。

 

限りある自分自身の人生を実りあるものにするには、アドラー心理学でも提唱している「点」で生きることを意識しましょう。

 

これは米Apple社を創業した、故スティーブ・ジョブズ氏も米国の有名大学であるスタンフォード大学の卒業式でのスピーチでも話されていた内容です。

 

実はこの内容はアドラー心理学でも全く同じ主張なのです。

 

人生は「いま、ここ」の連続した「点」でしかなく、未来を「今」から事前に「線」にして生きる行くことはできない。

 

何かを始める時には、できるかどうかではなく、自分が本当にやりたいかどうかを判断軸にしましょう。

 

正解は誰にも分かりませんが、やらない後悔をするよりは断然良いと思います。

 

人はいつでも変わることができます。

人生の「終わり」を意識することで折角の自分の人生を浪費してに生きることを防ぐことができるのです。

 

「今日が人生の終わりだとして、今日やろうとしていることは本当に自分のやりたいことなのか?」と故スティーブ・ジョブズ氏は自分に問いかけて恐れながらも大学を中退し、デザインを学んでApple社を創業してとても幸せであるとおっしゃっておりました。

 

これは我々も同じように自分自身に問いかけることで、他人思考の人生を生きることを防止し、本来やりたいことではないことをして、自分の人生を先送りにしない為にもとても参考になる考え方だと思われます。