ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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正義の反対は悪ではなく他人の正義(他人の正義はスルーするしかない)

アドラー心理学サロンです。

 

それは間違っている!などと言い、あなたの意見を否定して、自分の意見を主張して押し付けてくる人はよくおります。

 

どうすれば良いのか分からなくてなり、納得いかないまま従ってしまった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回は、自分が正しいとしたことを主張し、あなたを「操作」または「支配」しようとしてくる人への対処方法を解説します。

 

単刀直入に結論から言うと、他人の正義はスルーするしかありません。

 

自分の正義として、こういう時は男/女ならこうするべきだ!や、こんな発言をするあなたは許せない!といった正義を振りかざし、自分の思った通りの行動をさせようとする人はとても多いです。

 

何を正しいとし、間違っているとするのかは、その人次第であり、生き方や考え方が人によって異なることと同様なのです。

 

相手の発言や行動の目的はあなたに思い通りの存在にしたいもしくは、否定したいという思いであることがとても多く、こういった正義に振り回されると自分を見失い、自分自身の人生を生きることができなくなる可能性があります。

 

正義を押し付けられた場合には、その正義ついては差し置いてお付き合いできるように止めてくださいと伝えるか、その人と距離を取るようにしましょう。

 

下手に他人の正義の主張へ意見を言ってしまうと単なる言い争いになり、喧嘩となってしまいます。

 

正義についての議論は、建設的な会話にはそもそもならず、感情的で「あなたが嫌い、気に入らない」が前提になっていることが多い為、不毛な時間と体力、精神力の消耗にしかなりません。

 

この権力争いを制しても、次に待つのは何らかの「復讐」にしかなりません。

 

権利争いに負けた相手は、何らかの方法であなたへの攻撃をする機会を窺い、必ず復讐してきます。

 

この復讐へ対応することもまた不毛であり、メリットは無くてもデメリットしかありません。

 

距離を取ろうとしても、穏便に済ませてくれない方には、周囲の人や警察などの外部機関に相談してでも無理矢理引き剝がしましょう。

 

ほとんどのパターンで何らかの反応をしなくなれば落ち着くことが多いのですが、執拗な場合にはその場で一時的に相手の正義を受け入れて受け流す方が良いこともあるかもしれません。

 

もちろん、その場で一時的に相手の正義を受け入れたとしても、ずっと従う必要はありません。

 

その方とその後に距離を取るなどの対処を取れば済む問題なのです。

 

これは「負け」と捉えずにあなたの権利を守ったと考えましょう。

 

他人の正義は思い切りスルーして、自分の人生の目的を追求することに専念しましょう。