アドラー心理学サロンです。
今回は、現状の環境がつらく、耐え続けている方に向けてのアドラー心理学を基にしたメッセージや激励をお送りします。
会社員の方はもちろん、どんな環境にいらっしゃる方にも参考になる内容を意識しました。
少しでも心が軽くなり、新しい一歩を踏み出すことができる方が増えることに繋がれば望外の喜びです。
「仕事を辞めたい」、「転職したい」、「今いる場所から逃げ出したい」
本当逃げることができない場所や状況は、監獄以外にはほとんど存在しませんし、それに、身体や心を壊してまでやる価値のある仕事も存在しませんし、理不尽な上司の命令や指示なんて聞く必要だってありません。
その会社の中であなたが活躍できなくたって、この世にはいくらでも共同体が存在し、無数の会社があり仕事があるのです。
それでも、「会社を辞めたら行きていけない」、「仕事がなくなったら家族もいるしどうやって生活すればいいの?」と思う方がほとんどでしょう。
仕事や職場が原因となっているうつ病などの精神疾患や過労死が増加し続ける昨今、毎日がどんなにつらくても耐え続けて「会社を辞められない理由」を探し回る人は既に心と体の健康を害している可能性が非常に高いのです。
日本社会は特に、集団主義的で同調圧力が強く、みんなと違う、みんなと同じことができない人間を村八分する村社会気質が強く、あなたは会社を辞めると生きていけない程大変なことになるぞ!それでもいいのか?嫌ならつらくても我慢しろ!と脅迫され、洗脳されているのです。
当面を凌ぐ為の仕事なんて選ばなれければいくらでもあります。
最悪の場合には、家族でも友達でも国の保証制度でも、頼れる相手は必ずいくらでもあるのです。
あなたの居場所はどこにでもあります。
会社という共同体から離れても地域、社会、その他小規模な共同体を含めればいくらでもあなたが所属感を得ることができる共同体はあるのです。
特定のどこかの共同体ではなく、より広く、多くの共同体や世界で生きられる市場価値の価値の高い人間を目指せば良いのです。
もちろん、特定のあなたに合う共同体があり、その中で自分の価値を実感できて貢献できればそれでも良いのです。
この世は果てしなく広く、そもそも世界中をあなたは旅したことがありますか?
居場所がないなんて根拠のない妄想に囚われてはいけません。
あなたの居場所なんてどこにでもありますし、あなたはどこにだって行けるのです。
人の意見や目だって本当のところ何を意図しているのかは誰にも分かりません。
結局、他人の話なんて移ろいやすくて当てにならない妄想話であることがほとんどです。
厳しい批判かと思えば単なるやっかみや妬みかもしれませんし、勘違いであることだってあるのです。
人と人は分かりあうことができるなんて思ってはいけません。
夫婦であっても喧嘩が起きるように、心を開きあった関係であっても誤解が生じたり、思いが正確に伝わることだって頻繁にあるのです。
生真面目に責任感を持ち過ぎてもいけません。
責任という概念だって、結局は主観的に作り出されたものでしかなく、法律だって人間が作ったものであり常に完璧ではないのです。
責任を全うすることはもちろん大切なことですが、あなたが壊れてしまっては元も子もないのです。
そもそも、あなたがいなくなることで簡単に崩壊するような共同体なんて必要ないかもしれません。
人が一人もしくは数人いなくなる程度で大問題になるような組織はそこまで多くありません、せいぜい新しい人を入れる手間や費用がかかる程度なのです。
外聞、責任、見栄も何もかも関係無く、とにかく限界になる前に先ずは必ず一休みしましょう。
特に心は一度壊れると簡単には治りませんし、心の病には治療に生活費が体の病と比べると莫大な金額が必要になることだってあるのです。
心と身体に一生モノの傷を負ったり、再起不能な損壊を受ける前に、限界なら、すべてを捨ててでも逃げるのです。
後のことは後で考えましょう。
心身の健康はもちろん、この世に自分自身よりも大切なものはありません。
心と身体が健康なら、いつでも再スタートができるのです。
自分の足で立って、自らの人生でやりたいことを選択する権利を行使するのです。