ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【効き過ぎ注意❗️】失敗してもネガティヴにならなくなる術

アドラー心理学サロンです。

幸福とは何か?、不幸とは何か?

これらは実体のない、単なる幻想とも言える思い込みです。


この世の中に存在するものには、「幸福」や「不幸」といったラベルなんて存在せず、世の人々の多くの人達が勝手に思い込んで作り上げた虚構なのです。


よく言われる話では、

お金がある=幸福

お金がない=不幸

という話があります。


しかし、これらは一概には言えないのです。

お金に「幸福」や「不幸」といったラベルはそもそも存在しないのです。


他にも、病気になってしまった、失業してしまったなども不幸とイコールの関係ではありません。


幸福や不幸をを考える時には、この「現実」をどのように捉えるのかがポイントになります。


アドラー心理学では、客観的な事実の存在を否定し、全ては主観的な解釈によるものであるとしております。


そこで、「もう駄目だ…」、

「しまった!…」と思うような逆境の時に、いつも「ラッキー!」と心の中で考えるようにしましょう。


この考え方には、明確な根拠があり、「 しまった!失敗した…」と一度でも考えてしまうと、ネガティヴ思考に陥り、そこから前向きな考えを持って何かを創造することは困難になってしまいます。


何がラッキーなのかは、後で考えて楽観的な意味付けをしてしまいましょう。


人間の脳には、「認知的不協和」という、「行動」と「気持ち」が一致しないと不快になる性質があります。

 

そして、無意識に「行動」か「気持ち」のどちらかを変えて不一致を調整し、解消を試みる性質を持っています。


一旦、ラッキー!と考えてしまうことで、この「認知的不協和」という性質を自分の意思で利用してしまえば良いのです。


そうすることで、例えば失業してしまった場合には、「この機に自分のやりたかったことを始めることができる!子供の頃からの夢に向かって一歩踏み出そう!」などと考えることができることでしょう。


これは、マイナスなイメージの言葉である「困難」や「試練」をポジティブなイメージである「好機」や「贈り物」に変えてしまうことと同じ発想です。


人間は、自分の思った通り、言っている通りの人間になると言われておりますが、この「認知的不協和」という性質もその根拠であり、実証されている事実なのです。


そもそも、不幸や災難だと思っていたことが、後になって幸福への道のりであったと思うこともあることでしょう。


どんな時も、ただ明るく元気でいるとは異なりますが、前向きに創造的な考え方や姿勢を保つことは大変重要です。


1人でも多くの人が、この記事で現状を少しでも幸せにすることができれば望外の喜びです。