アドラー心理学サロンです。
当アドラー心理学サロンにて、スマホ依存症の克服についてご相談をよくお受けします。
スマホ依存症は代表的な現代病とまで言われ、スマホ依存症専門の外来クリニックまで登場しました。
スマホ依存症はスマートフォンの機能が発達し、従来はパソコンで依存症になっていたオンラインゲームやSNSなどの人との交流ができるサービスがスマートフォンでも使用可能になったことで更に深刻化していると見られます。
スマホは小型であり、手軽にどこにでも持ち運ぶことのできる利便性からり寝る前に操作することでブルーライトを浴びて覚醒してしまい睡眠障害まで引き起こすようになってしまいました。
重症の場合には、うつ病や発達障害といった精神疾患が背景ある場合や、日常生活において対人関係や経済的な問題を抱えており、それが原因となっているパターンもありえます。
オンラインでスマホを利用できるようになっていることから、不特定多数の人々と交流することができ、それが本人にとって欠かせない拠り所になっていることもあるのです。
世間的には、特に中学生から大学生、若手社会人のスマホ依存はただ遊んでいるだけだと思われてしまうこともあり、中々スマホ依存は深刻さが理解されない依存症なのです。
こうした背景として何らかの精神疾患がからんできた場合には、その元となる精神疾患に対する対処が一般的なメンタルクリニックや精神科では行われてます。
単純に、スマホが手離せなくなっており、常に操作していないと落ち着かないといった場合には、アドラー心理学流のアプローチならば、そのスマホを触る目的を明確化して日常生活の中でどの程度の優先度なのかを先ずは判断します。
そして、やるべきことから避ける目的としてスマホ操作が用いられている場合には、そのやるべきことの重要性の意味付けを変更します。
そして、やるべきことをやらなかった場合にどんな結果を自分で引き受けることになるのか、それが自分にとって良いのか悪いのか明確に認識することで行動を変えて行きます。
具体的には、自分のスマホ操作記録をノートなどの紙に書き出して見直すことが効果的です。
下記の2点が記録する内容としては最適だと思われます。
・今までスマートフォンを操作してきた時間を計算して書き出し、どういったメリットとデメリットがあったのか見直してみましょう。
・スマホに手を伸ばしてしまう時にどんな思いでどんな目的を持っていたのか、また自分にとってその時に、何が大切で集中すべきだったのか。
まだまだ新しい依存症であり、治療方法も現段階では確立されていない側面もあります。
ここでご紹介した方法ならば、一定の効果はあると思われます。
スマホ依存症が、現代の技術革新でいう「進化」であり当然の現象で問題ないとする意見もある為、スマホ依存症を克服することを考えた方が良い目安は日常生活に支障をきたしているのかどうかとなります。