アドラー心理学サロン

アドラー心理学で悩みを解決する糸口を探ります。

介護が楽になる考え方

アドラー心理学サロンです。


少子高齢化が進行し、高齢者の数が非常に多くなった日本では、親や親族の介護に手を焼いている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

介護を通して、自分自身が犠牲になっているように感じて辛い思いをされている方のお声を頻繁に頂きます。


本記事では、介護という行為へのアドラー心理学で言う意味づけを変えて、その辛さを軽減できる考え方をご紹介致します。


介護をしている多くの人たちが、精神的に追い詰められてしまうのは自分が懸命に頑張って介護することで、親を幸せにすることができると思っているからではないでしょうか。

 

しかし、残念ながら子は親を幸せにすることはできません。


介護をしている中で精神的に追い詰められてしまった人の中には、心身共に憔悴しきってしまい、自分が人生のどん底にいるとと捉えて不幸であることを訴える方も少なくありません。

 

人間が不幸であるように振る舞いをする理由は、周囲からの哀れみをかけてもらい同情してもらうことで自分は不幸でも仕方がなく、そんな中で生きている自分は評価されるものであると考えているのです。

 

親にとって、自分の子供が不幸であることはこの上ない不幸であり、自分が不幸であると思いながら介護をしたところで決して親が幸福になることはありません。


そもそも、人は他人を幸福にしたり、他人に幸福にしてもらうことはできません。

 

人は、自分の持っていないものを他人に提供することはできませんので、親を幸福にしたいのであれば先ずは自分が幸福でありましょう。


その上で、幸福になるかならないかを決めるのは親の課題であり、その判断には介入することはできないと割り切り、幸せにするというよりは幸せになって欲しいと心から願いできる限りのことをしてあげるスタンスでいることが重要です。

 

自分がこれだけやっても、親が幸せになってくれないと悩むのは、私はいちごが好物でこんなに美味しいと思っているのに親はちっともいちごを美味しいと思ってはくれないと悩んでいることと同じなのです。


どんなに絶望的な状況の中でも、人は希望を持つことができます。

 

希望は、人を輝かしい未来へと導き、人生を返させる力を持っています。


介護をすることになっても、親が良くなることや自分が評価されることを期待するのではなく、自分も親も幸福になること希望として自分が何よりも先ず幸福でありましょう。


嬉々として介護を始める人は少数派かもしれませんが、如何せん介護に入らざるえない状況ならば視点を変えて親と形を変えて少し長くいられる、親孝行をするチャンスといったポジティブな考え方をすると気が楽になれます。