アドラー心理学サロン

アドラー心理学で悩みを解決する糸口を探ります。

過去の自分を責めない考え方

アドラー心理学サロンです。


過去の自分の失敗といった愚行の記憶や後悔に苦しめられている方は多くいらっしゃいます。


過去の失敗や恥などの後悔により、前に進めないでいる方もいれば、前に進みながらもその過去の記憶の重圧に耐えきれずに、自分は間違っていなかったと無理矢理な捏造をして自分を正当化したり、自分の過去の後悔から今の自分に制限をかけてしまい、あるがままの自分を偽ってしまい、息苦しく生きている方もいらっしゃいます。


本記事では、アドラー心理学の考え方を基に、そうした過去のつらい記憶から自分を責めずに、少しでも前に進める方法をご紹介いたします。


過去の出来事への捉え方


「あの時、ああしておけば良かった…」と過去を振り返る方は多いのでは無いでしょうか?


どんな人の過去にも、後から振り返ると良かった点、悪かった点、どちらも比率は異なっても必ず存在します。


アドラーは、この世に客観的な事実は存在せず、全ては自分が主観的に施した意味を通して認識したものであると考えます。


つまり、アドラー心理学の考え方では、良いも悪いも、正義も悪も、法的なお決まりを除けばあなたが決めたことであるということになります。


法ですら、不完全な人間が決めたことであり、万能では無く頻繁に矛盾や抜け穴が生じるのです。


あなたの過去に対する認識だって万能にはなりませんが、あなたが最善の判断をしてまた微調整を加えながら最善のあなたを保てれば良いのです。


つまり、過去の良い面と悪い面、どちらに焦点を当てて意味づけを施すのかで、あなたの過去は毒にも薬にもなります。


「あの時、こうしておけば良かった」といった「できなかったこと」に後悔に焦点を当てるのか、「あの時、ああしておいて良かった」といった「できたこと」に焦点を当てるのかで、過去に対する心象は全くの別物となります。


過去の失敗などの過ちばかりに焦点を当ててしまうと、自分のやってきたことが酷いことばかりに思えてしまい、過去の足枷に捕らわれて身動きが取れなくなってしまいます。


できるだけ、過去の「できたこと」、その経験を通して身についた能力や技術などに焦点を当てて、「今」の自分へ少なからず役に立っているという有益な面を見つけ出して自分自身に刷り込みましょう。

 

今、何をするのかに強烈なスポットライトを当てる


そうして常に、「今」に焦点を当てて、集中している生き方ができれば、自分は今までもベストを尽くしていて、一生懸命に生きてきたのだという自己肯定感を得ることにもつながります。

 

「今」、自分がやっていることに強烈なスポットライトを当てることで、「過去」も「未来」も見えなくなります。

 

こうして「今」あなたが何をするのかによって「未来」はどうにでも変わります。

 

同じ地点で、同じような物しか見えず、同じようなことをぐるぐると悩んで考え込んでいるだけでは何も変わることもなく、前進もありません。

 

しかし、「今」に集中して、一歩でも前の地点に進めれば見える物も変わり、考え方も変わってくることでしょう。

 

そうしていく内に、過去の自分が犯した過ちも寛大に許すことができます。


過去を変えることはできませんが、違うところに、違う角度で、違うレンズを通して見直すことでアドラー心理学で言う、過去への意味づけを変えることができます。

 

要は、自分が変わる必要があり、難しく考えずに今の最善を尽くしながら進み、違うなと思えばまた軌道修正していけば良いのです。


そうやっていずれ、自責の念から逃れて身軽に生きていくことができます。