ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【これさえ読めば大丈夫❗️】気分の浮き沈みを抑える方法

アドラー心理学サロンです。

 

メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。

 

個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。

 

個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。

 

Q1. ご相談

アドラー心理学サロン 様

 

いつもブログやTwitterを拝見しています。

今回は私自身のことでご相談したいことがあり、メールを送らせていただきました。

 

・仮名

ゆきの

 

・年齢(年代でも可)

30

 

・性別

女性

 

・職業

会社員兼漫画家

 

・今後どうありたいのか

後ろめたさを消し、気分の浮き沈みなく、前向きに執筆活動をして生きていきたい

 

・ご相談内容

私は会社員の傍ら作家活動をしており、ネットなどで作品を発表しています。

 

最近、ある作品をUPしたところ、読んだ方からネガティブな指摘を受けました。

私自身それは身に覚えがあることで、かなり悩んだ部分でしたので、

謝罪・追記した上で、今後は気を付けますと表明したのですが、

そのことがネット上の掲示板等で悪く書かれているのを発見してしまいました。

 

大変な量の苦情が来ているわけでも、対応すべきことを放置しているというわけでもないのですが、

それ以来描くのが苦しくなったり、人にどう思われただろうということが

頭をよぎり、前向きに自分の好きなことができなくなってしまいました。

 

こんなの大したことじゃない、今まで通りがんばろうという気持ちと、

狭いコミュニティの中でのことなので、取り返しのつかないことをしてしまったのではという気持ちが同居しています。

 

友人には「しっかりした対応をしたのだから心配はいらない」と言ってもらえたのですが、

でもと結局後ろ向きな気持ちがふつふつと湧いてきてしまいます。

 

今までネットに悪く書かれたりしたことがないので、それがかなりショックだったのだと思います。

 

また、視野が狭いとわかってはいるのですが、私の唯一の特技で生きがいだったことで

このような問題が起き、まるで大事な何かを否定されたような気持ちです。

こんなメンタルの弱さで、厳しい世界の中ずっと描いていけるのかそれが不安です。

 

どうしたら明るく前向きに執筆活動に向き合えるでしょうか。

 

・問題だと思う点

今までのような情熱を持って好きなことができなくなったこと

ネットの目を恐怖に感じてしまっていること

浮き沈みが激しくメンタルが弱いこと

 

A1. 回答

アドラー心理学サロンです。

自分の中で唯一の特技だと思っていることで、他人から悪評を流されたり、批判されると自分って一体何なんだろう?...と考えたり、自分の存在価値が無くなってしまったように感じてしまうことはよくあります。

 

しかし、その批判や悪評、もちろん実力不足を指摘している可能性もありますが、単なる妬みや僻みであることもよくあります。ネット上では特に顔が見えないことから言いたい放題やりたい放題でストレス発散する人も非常に多くおります。

 

もちろん、批判や悪評から実力不足を指摘されたり、自分でも他人との実力差を感じることはあると思いますが、他人の意見なんて案外あてになりませんので、自分で同調できる指摘からは学ばせてもらってその他はスルーしてしまいましょう。

 

唯一の特技=あなたの存在価値でもありません。あなたが存在しているだけでありがたいと感じている人間だっているのですから、あなたのほんの一部分に一種の未熟なところがあった程度に捉えてしまいましょう。

 

あなたはとても責任感も強く、真面目で他人に尽くそうとされる性格なのだと思いますが、他人があなたをどう思うのか、どんな判断をするのかは他人の課題であり、変えてもらえるように働きかけることはできても最終的にはあなたでは介入できないのです。

 

特に芸術系や文学は、人によって捉え方はすごいと捉える価値基準も曖昧で標準化されないところも多いのですから、もっと自信を持ってあなただけの色を出していけたら良いのかなと私個人としては思っています。

 

仮にあなたが一流の作家であったとしても、必ず一定数、もしくは多数のアンチに囲まれることとなります。

人よりもできるからというよりは、自分の中で執筆活動を通じて自分は他人に価値を提供できると信じて頑張ってください。

 

あなたの悩みの根底には、他人との比較から生じた劣等感があり、この劣等感が原因となっていると考えられます。

 

比較するなら理想の自分、過去の自分にしましょう。「上」を目指すのではなく、昨日より、今よりも「前」に進む考え方はいかがでしょう?

 

アドラーは、「人間であるということは劣等感を持つことである」と提唱しており、劣等感と取り扱い方次第で人間は堕落もすれば向上もするとアドラー心理学では考えております。

 

劣等感を活用して、大物になるといった大それた目標でなくても、今より前進しようと考えて集中することで生き方が変わると思われます。

 

メンタルが弱いとおっしゃいますが、メンタルが強い弱いの基準なんてないのです。

今行われている執筆活動で結果が出なくても、その活動を続けたり何らかの行動を取っていくうちに、何か全く別のことに興味を持って花開くことだってありえます。

 

あまり自分はメンタルが弱いとは考えず、こうしてみようかな?これやってみようかな?という自分の欲望に素直になって行動していきましょう。

 

その中で、周りの人への貢献を意識していくことは忘れないでください。

この「貢献」を心がけていれば他人を傷つけたり、他人に迷惑をかけたりすることを最大限減らしながら、自分自身に素直になって努力することができます。

 

時には人を傷つけてしまったり、他人に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれませんが、人生はそんなものです。

 

「こうでなければならない」とはあまり考え過ぎず、肩の力を抜いて生きることは周囲の人たちにとっても、あなた自身にとっても、とても良いことです。