ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【知らないと損❗️】親と縁を切りたいあなたへ送る勇気の言葉

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


※個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。


Q1. ご相談

私は高校2年生の女子です。

私の名前は…みくとお呼びください。


私は、昔から精神的に優柔不断だったり、親から「お前は出来ない子」と否定されたり、ダイエットをしようとしたら、体型を笑われて馬鹿にされたりされたりしています。祖父の代から、祖父は優しい祖母を虐げ、物理的にも精神的にも暴力を奮っていました。私も幼い日に祖父に押さえつけられたりして、怖くて泣いてしまった事があります。


母親も母方の母親は今は治りましたが、昔は母親を厳しく叱りつけ、箒で殴ったり、裸で外に出すひとでした。


母親も毒親育ちな故に、暴力的にはならなくても、精神的にぶつけられたりして辛いです。


朝、私がぼんやり起きている時、「邪魔やねん」と苛立ったように、蹴られた覚えがありました。その時は悲しくなりました。すごく。父親も祖父に似てきたので、怖いです。


反論を言えば、怒鳴り散らされる。平気に他人に怒鳴る。我が道を行く、という様な方です。

兄も気が損ねれば、殴ってやろうか、とか言ってきます。昔は母親を殴ったりとかありましたが、今は精神的にも大人になったのか無くなりました。


姉に関しては、特に大丈夫ですが…


そして、私はレズビアンLGBTです。

遠距離恋愛してる方がいまして、とても大好きな方です。しかし、きっと、家族は受け入れてくれません。(探りを入れた時、否定的な意見が来たから)

 

私は将来、家族と縁切りをしたいです。

産んでくれたこと、育ててくれたことを感謝しています。私はきっと、背いてます、恥ずかしいやつです。


でも、不安が募ります。

周りの先輩や友達、恋人には話しています。


私は優柔不断、家族と縁切りをすることを怖がっています。


だから、…勇気が欲しいんです、

お願いします。今のうちに、

頑張っておきたいんです。


A. 回答

みく様


アドラー心理学サロンです。


とてもお辛い家庭環境でお育ちなのですね…


アドラー心理学には、「課題の分離」という考え方があり、他人が自分をどう思うのか、他人がどうなるのかは本質的には他人の課題であるという考え方があります。


他人からの誤解を解こうとしたり、他人への印象を良くしようとしたりと努力することはできますが、本質的に他人を変えることはできません。


これはあなた自身にも言えます。

親は一番身近な他人でもあります。


他人が自分をどう思おうが、それは自分の課題であり、自分は自分の人生を生きて幸せになる!と決意してしまいましょう。


他人は変えられないと割り切れないということは、自分は他人に変えられてしまうことを認めることにもなってしまうのです。


他人が、親がどう思おうが、仕方ないという割り切りができなければどうにも自分の人生を生きることはできません。


みく様はまだ高校生ということですので、親と距離を取るが大変だとは思いますが、あなたが辛く、苦痛の中で自分を押し殺して生きることになるくらいなら、せめて心の距離はしっかりと保ちましょう。


LGBTはまだまだ理解が足りないところがありますが、何もおかしいことはありません。


あなたの好みに、他人を介入させてはいけません。


親がどれだけ悲しもうが、あなたには何の関係もありません。


あなたがやりたいことをするのに、「親は何て言うのかな?」、「親が悲しむだろうな…」なんて思って心配したり、悲しむ必要はありません。


あなたの人生なのです、生き方はあなたが決めれば良いのです。


アドラーの「課題の分離」の考え方を応用して、親との関係について表現するなら、「親がどう思うのかは親の課題であり、あなたの課題ではありません」となります。


アドラー心理学のもう一つの代表的な考え方に、「承認欲求の否定」という考え方があります。


誰かから認められることだけを目的としていると他人の人生を送ることになってしまうとアドラーは厳しく承認欲求を批判しました。


あなたも、「親に好かれるわたし」を演じる必要はありません。


自分を犠牲にしてまで、親のことを考える必要はありません。


自分の人生を生き、自分が満足できる幸せな人生を生きられるようになれば、親がどんなに問題がある人間であっても、今の自分があるのはその親あってのことだと思えるようになれることもあります。


「色々納があったけど、産み育ててもらった恩がある」、「色々言われるけど、親は親だから」という考え方で親に感謝しているという状態は、本当の意味で親に感謝することができているとは言えないのです。

 

あなたが自分の意思を持ち、自分の人生を真っ直ぐに生きることができれば、親に本当の意味で感謝できるようになれる可能性もあるのです。


何も怯えたり、悩んだりする必要もありません。


親や他人に敢えて心配をかけたり、迷惑をかけろということではありませんが、何らかの方法で縁を切るのもあなた自身の人生を生きる良い手段だと思いますよ。


お悩みの解決の一助となれましたら、幸いです。


頑張ってください!