アドラー心理学サロン

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【仲良くなれても、「どうせ私なんて...」と感じて関係が保てない:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


今回のご相談は、仲良くなれた人がいても「どうせ自分には関わる価値なんて無い」と思ってしまい、関係を深めることも継続することも難しいというご相談です。


この問題について、アドラー心理学の視点からどのように考えて、どのように対処していくのが良いのかをご紹介させていただきました。


こうした不安は、自己肯定感が低い方にありがちであり、アドラーの「課題の分離」をベースとした考え方と対処が効果的です。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


※個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。


Q1. ご相談

・年齢   20代

・性別     女

・今後どうありたいのか

人間関係のトラウマを克服したい。


・ご相談内容

いつもTwitterでお世話になっております。どうしてもご相談に乗っていただきたいことがあり、メールしました。

 

数年前から昔からの友人と気が合わなくなり、何人か縁を切りました。

 

ここ最近も縁を切ってしまい。人間関係を長く続けていくことと、仲良くなってもまたどこかで縁が切れる・嫌われてしまうと心のどこかで不安になって新しい人にも本当の意味で心を許せない自分がいます。

 

また、仲良くなってもその人に別の仲のいい友人がいると「自分はそんな仲良くないのかな?」とか「私よりも他の人との方が楽しいのかもしれない」とか「私と話していて楽しいかな」と被害妄想して自己嫌悪になりがちです。

支離滅裂な文章で申し訳ないです。

お忙しいとは思いますがよろしくお願いします。


・問題だと思う点

相手に合わせすぎる。

相手に依存している。

相手が他の人と仲良だと嫉妬する。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


誰かと仲良くなっても、「自分なんかよりも別の人と仲良くした方が楽しいでしょう?」、「私のどこが良いの?」といった考えがよぎり、なかなか関係を持続させたり、より深い関係まで持てないという状態ですね。


こうした考え方をしてしまう人の特徴として、自分に自信が持てず、それでいて独占欲があり、「自分を認めてもらいたい」といった承認欲求が強いことがよくあります。


そもそも、誰かがあなたと仲良くなり、あなた自身をどう思うのかはその人の課題であり、あなたでは根本的にその人が自分をどう思うのかは変えられません。


もちろん、あなたが自分を好きになってもらえるように自分の長所を知ってもらえるようにアピールしたり、その人のことを好きであると伝えたりすることは大切なことですが、最終的な相手の判断はあなたに限らず誰にも変えられないその人の課題なのです。


この考え方は、アドラー心理学でいう「課題の分離」であり、他人と自分の課題を分離し、他人と自分を区別する為の考え方です。


また、アドラーは「承認欲求」を持つことを激しく批判しており、誰かに認められたいという思いが強いと、本来の自分を見失ってしまいます。


「他人が求めるわたし」を演じて自分の人生を送ることができず、本来の自分を封じ込めたまま、永遠に自分のやりたいこともできない満たされることのない人生を送ることになってしまうということです。


あなたの場合は、先ずは自分に自身を付けることが大切だと思いますが、自信をつける前にこのアドラーの「課題の分離」と「承認欲求の否定」を身に付けることができないと、他人から認められる要素を自分から探し出してしまい、歪んだ自信を持つことになりかねませんので注意が必要です。


自信を持つ為には、先ずは自分の長所を探し出して、他人よりも優れているのか、または上にいるのか下にいるのかという考え方を捨てて、アドラー心理学の「横の関係」を持つようにしてみましょう。


アドラーは、「人間であるということは、劣等感を持つことである」という言葉を残しており、自分の中の不足感、つまりは劣等感を持つこと自体は何も悪いことではなく、これを如何に克服していくのかが自信を付ける上で大変重要です。


上記のアドラーの「横の関係」で書いておりますが、自分を他人との相対性の中で、上にいるのか下にいるのかではなく、「過去の自分」または「理想の自分」と比較するようにする。


また、一歩でも自分は日々前に進めているのかどうかという考え方で、自分の今まで「できたこと」を整理して積み上げていきましょう。


そうするうちに、自己肯定感が満たされていくことでしょう。


またこれから、新しいことを学ぶことでも、身の回りの服などの身に付けるものを変えることでも良いので、自分がやってみたいなと思えることを積極的に進めてみてはいかがでしょう?


また、自己嫌悪になり自分は劣っている、自分には何の魅力も無いといった極端な考え方には、多分に感情や気分が混じっているもので、あまり明確に何がどう悪いのか自分で自分を分かっていないことも良くあります。


逆に自分を振り返り、良いところをピックアップして紙に書き出して、それを毎日些細なものであれ追記できるように日々を過ごしてみるのも一つです。


そうすれば、人を信じて仮に裏切られたとしても、裏切る裏切らないは他人の課題であり、自分にはどうにもならないと割り切る強さを手に入れることにも繋がります。


ここまでアドラー心理学の「課題の分離」が身に付けば、他人との深い関係性を恐れることも無くなるかもしれません。


あなたのお悩みの解決の一助となれましたら幸いです。