ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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もう辛くない❗️復縁したくても振られ続けてしまう時の立ち直り方

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


今回のご相談は、彼氏と復縁をしたいが、2度告白しても振り向いてもらえず、このままで良いのか分からなくなってしまったとのお悩みについてです。


この恋愛における復縁について、アドラー心理学の視点からどの考え、どう対処していくのが良いのかをご紹介させていただきました。


こうした不安は、自己肯定感が低い方にありがちであり、アドラーの「課題の分離」をベースとした考え方と対処が効果的です。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


※個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。


Q1. ご相談

今回初めてメールを送らせていただきます。


名前を偽名ですが「ろあ」と言います。


年齢:17歳

性別:女性

職業:高校生/バイト

今後どうありたいのか:自分が追いかける夢を全て掴み取りたいと思っています。


ご相談内容:2歳年上の元彼と復縁したいと思っています。今では連絡も取れるような間柄で普通の友達に戻っていると私は思います。


別れた時は私のメンヘラさが故に相手を傷つけてしまい無理をさせてしまったことが原因だと思います。が、最近では2ヶ月に1回くらいのペースで遊びに行ってます。この間は年末年始を一緒に過ごしました。


彼は頑固で別れたあとに2度告白をしたのですが全部振られてしまっています。復縁をしたいのですがこれでいいのかと思い相談させていただきました。


問題だと思う点:彼も私も頑固で「1度決めたらこう」となかなか意志を曲げないところ、相手に何かあると相手が私を1番に疑ってくるところ、私が少し嫉妬しすぎてしまう所があり相手が他の人も話すと否定的な感情になってしまう所、彼が嫌だと言っていたのに私が喧嘩した時などにしつこくしてしまう所は問題点だと思っております。


A. 回答

ろあ様


アドラー心理学サロンです。

復縁されたいとのことで、告白をしたりと努力してはいても中々上手くいかないとのこと、お辛いですね…


このままで良いのかどうかは、何とも言えません。


正解はあなたがどう捉えるのか次第となりますが、私個人としましては、現時点のろあ様のお話を伺う限り、一旦は割り切って離れる方があなたにとって良いように思えます。


その彼との関係性がよく分からないので、一般論的な回答にはなってしまいますが、その彼と例えばお付き合いできたとして、その先に何があるのかを考えることは大切です。


よく、「恋は盲目」と言い、恋愛に関しては感情的な落ち着きを男女共に失いがちです。


一度冷静になり、お付き合いできた先のことを考えてみましょう。


例えば結婚であれば、恋愛とは全く毛色が異なります。


「恋愛は感性、結婚は理性」とも言えまして、感覚的に「好き」という感情だけで先走って結婚して数年が経ってからトラブルに見舞わられるご夫婦は多くいらっしゃいます。


全員ではありませんが、大部分が恋愛の先にある結婚生活で離婚を含めた関係を断ち切りたくなるようなトラブルを経験するものです。


感性ではなく、理性的に考えた時に、その男性が「本当に自分を長期的に幸せにしてくれるのか?」と狭くなりがちな視野を無理矢理にでも広げて考える必要があります。


世の中、男性はその方だけでは無いのです。

その方がベストな相手である可能性が、あなたが今まで、そしてこれから出会うであろう男性の中で無い訳ではありませんが、ベストである可能性の方が少ないのです。


失恋をしたりすると、その人以上の人は存在しないことに恋愛の世界ではなりがちですが、そんなことは理性的に考えればありえないのです。


もちろん、あなたがその人以上はいないと言えばそれまでですが、冷静になり、視野を広げてみましょう。


アドラー心理学の考え方に、「課題の分離」というものがあり、他人が自分をどう思うのかは他人の課題であり、自分の課題では無いという考え方があります。


今回の件で言えば、その彼があなたをまた好きになるのかどうかはその彼の課題であり、あなたはまた好きになってもらえるように努力することはできても、相手の考え方を変えることはできないのです。


どうしても好きで、復縁を迫ってもどうにもならない場合には、一先ずはその彼はどこかに行ってしまったとでも考えて、自分磨きに専念しましょう。


そうする内に、もっと素敵な人が現れるかもしれませんし、その彼がまた再び振り向いてくれるかもしれません。


他人と過去はどうにも変えられませんので、過去に対する自分の捉え方、自分自身を磨いて前進することで他人のあなたに対する捉え方を変えてもらえるように促すことにもつながります。


また、厳しい話かもしれませんが、嫉妬をしてしまうということは常に相手に対して疑いをかけて関わっている不自由な関係となる為、お互いに中々満たされない関係になってしまいかねません。


「信頼関係」と「依存関係」は全くの別物であり、どちらかが自立できていない状態では「依存関係」になりがちです。


「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と実感できるような満たされた関係には、お互いが自立して信頼しあえる「信頼関係」がとても大切となります。


先ずは、あなたが自分の気持ちを満たせるようになれるよう、自分自身を確立させていくことから始めるのが良いかもしれません。


もちろん、その方であれ、他の方であれ、良い人がいたらお付き合いしてみることは良いと思いますが、自分のことを疎かにしないようにしましょう。