アドラー心理学サロン

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【挫折して夢を諦めるべきか:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


今回のご相談は、挫折して、声優になりたいという夢を諦めて普通の仕事に就くべきなのか?というご相談でした。


夢を追うことと、現実を見ることについて、アドラー心理学を基にどのように考えるべきなのか、いくつか考え方をご紹介させていただきました。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


※個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。


Q1. ご相談

・25歳

・女性

・アルバイト


私は今、声優になりたいため

声優学校に通っています。

狭き門の道なのは重々承知で

10代の頃からなりたかった夢です

ので今通っています


本格的なレッスンは4月からで

今は月1でレッスンしていますが

まだ3回目なのに挫折しています


滑舌がわるく上手く言えません

でした。家で練習しようとしたら

こんなに私は滑舌が悪かったのかと

思いしらされ涙がでました


それから涙がおさまらず練習

しないと治らない、練習すれば

改善できると自分に言い聞かせても

涙がでるばかりです


元気をだすためにいつもはアニメ

を見たりアニソンを聞いていますが

今はそれさえ見るのがつらいです

 

年齢も年齢ですし学費の無駄遣い

にならないためにもこんな思い

するぐらいなら辞めて一般職に

就くべきでしょうか


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


声優になりたいという念願の夢に向かって努力しても上手くいかず、年齢的な焦りなどでどうすれば良いのな分からない状態なのですね…


たしかにとてもお辛い状況に置かれていると思います…


これについては、あなたが何歳になっても、他のことを全て犠牲にして、たとえ花開かなくても絶対に諦められないのかどうかが判断ポイントになると思います。


アドラー心理学のいわゆるご相談者様を前に進ませる「勇気づけ」は、あなたのことを思いやる個人的な思いがあるので難しいです。


個人的には、売れっ子の声優などの芸能活動系の仕事は時代の運もあれば、不確実性が高くそれだけを見つめるのは余程の才覚が無いと深入りし過ぎるのは危険のように思えます。


アドラー心理学には、「人生は連続する刹那である」とする考え方があります。


つまり、人生は「今、この瞬間」の連続であり、そこには過去も未来もありません。


もちろん、過去からの影響はありますが、「今」何を思い、どうするのかは、あなたが選択することです。


未来がどうなるのかなんて誰にも予知はできませんし、未来は「今」あなたが何をするのかでどうにでも変えられます。


私はご相談を受けた際には、苦境から逃れるには、ひたすらに「今、できること」を考えて、ひたすらにそれを実行していけば何らかの変化をもたらすことができますと良く回答します。


あなたの場合もそれと同じで、受験勉強であっても、スポーツであっても、一心不乱に「今」に集中することができる人にこそ最前の結果がもたらされるのです。


人生はいつ終わるのかも分かりません、それは明日かもしれませんし、数十年先なのかもしれません。


人生の終わりでなくても、大きな病気を患うかもしれませんし、大きな事故に遭う可能性だってあります。


結局のところ、運の要素はどんな物事にも付き物であり、先を見通しをある程度立てることは大切ですが、計画的な人生を送ること自体、アドラー心理学では不可能であると考えております。

 

あなた自身が、声優の夢に向かって「今、この時」をどれだけ集中できるのか、それ次第では声優になれるかもしれませんし、それに関連した別の道が拓けることもあります。


あなたの出来る範囲で、最大の努力をしつつ、他に捨てられない「結婚」や「安定した仕事」を持つことでもそれは可能です。


もちろん、声優目掛けて全てを犠牲にしてでも努力することは否定しませんし、むしろそこまで熱中できるのならそれは非常に素晴らしいことです。


一度、ご自身の中で自分はどれだけ自分の夢の為に、他の欲しいもの、やりたいことを犠牲にできるのかを整理してみたほうが良いかもしれません。


補足的な話ですが、年齢自体はあまり気にしなくても良いと思います。


私は声優の世界を知りませんが、スポーツ選手のように年齢による寿命があるなら別ですが、基本的には何歳になっても遅いことはありません。


そうした世間で良しとされること、悪いとされることは実態のない幻想に過ぎません。


特に日本では、みんなと違うこと、みんなが言っていることが真理になってしまう傾向がありますが、こうした世間の常識、つまりは他人の作り出した常識にはアドラーの「課題の分離」の考え方を取り入れて脱却しましょう。

 

この「課題の分離」は、アドラー心理学を世に知らしめた有名な考え方の一つであり、「他人が自分をどう思うのかは他人の課題であり、自分の課題ではないので介入して変えさせることはできない」とする考え方です。


他人の誤解を解いたり、他人に自分の良いところを知ってもらおうと働きかけることはできますが、本質的に他人の考えを変えることはできず、変えようとするとなると他人の生き方まで変えることと同じレベルになりかねません。


他人は変えられないと割り切れないということは、自分も他人に変えられてしまっても仕方ないと諦めることに等しくなってしまうのです。


このアドラーの考えをご参考に、他人に惑わされずにあなたのやりたいことを追求していただけた方が良いかと思います。


もちろん、世間の良しとすることがあなたの良しとすることと一致することもありますので、無闇に世間に反発したりする必要はありませんが(笑)


私の回答が、お悩み解決に役立てましたら望外の喜びです。