アドラー心理学サロン

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【不倫をしてしまい、全てを失ったがどうしても不倫相手が忘れられない:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


今回のご相談は不倫をしてしまい、不倫相手からも裏切られ、幼い子供を含めた家族も失ってしまった。


それでいて、不倫相手から本当は好きではなかったとまで言われてしまい、どうすれば相手を忘れられるのか、どうすれば依存せずいられるのか分からなくなってしまわれたとのご相談です。


※個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。


Q1. ご相談

初めまして、美羽と申します。相談宜しくお願いします。


【ご相談フォーム】

・年齢40歳

・性別 女性

・職業  医療関係

・今後どうありたいのか

他人に依存することなく前向きに生きていきたい。


・ご相談内容

私の不倫が原因で離婚しました。幼い子どもたちは夫が育てることになります。夫や、子どもたちを裏切り、傷つけてしまいました。家族の未来を奪ってしまったことを思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです。


不倫相手は妻子ある方で、私のことは本気ではありませんでした。頭ではわかっていたつもりですが、本気で好きになってしまいました。今回双方の配偶者に関係がばれ、私は離婚することとなりましたが、相手方は離婚せずに今まで通り生活するとのこと。


家族が大事ということは常日頃から言っていましたし、当然と思います。ただ、今回の一件で、不倫相手が、私に今まで掛けてくれていた言葉はうわべだけのウソだったのだとわかり、とても辛いです。まるで何事もなかったかのように振る舞われ、そして離婚し全てを失うことになった私に対し、優しい言葉の一つもありません。


今後は、子どもたちの養育費をしっかり払い、金銭的な面で援助していくつもりです。

 

ただ、このままでは気持ちの整理がつきません。あの時は本気だったと、嘘でもいいから言って欲しかった。一緒になることはできないけど、あの時は好きだったと言って欲しかった。

どうやって考えると、忘れられるのでしょうか。


・問題だと思う点

他人の気持ちはどうにもできないと、頭ではわかっていても、本当の意味で理解できていないところ。

相手に依存し過ぎているところ。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


とてもお辛いですね…


せっかくご相談頂きましたのに、説教じみたお話から始めて申し訳ありませんが、万が一でも不倫や浮気についてアドラー心理学に対する誤解があると、私のアドバイスが歪曲してしまう可能性があるので一度アドラー心理学での不倫や浮気の扱い方をご説明させていただきます。


よく、アドラー心理学は不倫することに肯定的だと言われますが、裏切りを推奨している訳ではありません。


気持ちが変わることは仕方ないとしているだけであり、気持ちが変わったにも関わらずパートナーを騙してそのままの関係を持とうとしたりすることは良いことではありません。


決して、あなたを責める意図ではありませんし、反省もされているのでもうあなたには非がないと思っています。


一概に、不倫をしたあなたが悪いとも思えません。文面から察するにあなたはどうしても好きになってしまった人がいて、それでも幼い子供もいて、家族の一員としての責任、親としての責任を果たそうとする愛情や思いやり、その不倫相手への思いで葛藤に苦しまれていたことでしょう。


あなたはあなたなりに頑張って、十分すぎるほど苦しまれたのですから、過去の自分は認めてあげましょう。


大切なのはこれからですが、その不倫相手の真意はやはり本人にしか今でも分からないと思います。


交際している間は本気だったこともあるかもしれませんし、どうして家族を優先しようと嘘をついた可能性もあるのでそこはどうにもなりません。また縁があるかどうかで言うと、無いとは言えないでしょう。


別れたご主人様との関係だって、あなたが真剣に反省して今後のあなた次第では縁があるかもしれませんし無いかもしれません。


一先ずは、忘れられない人はどこか遠くに行ってしまった、居なくなってしまったとでも考えて、「今、この時」にあなたの出来る自分磨きや償いをしていくことで、また不倫相手でも元のご主人でも縁があるかもしれませんし、他のもっと良い男性とのご縁があるかもしれません。


また、無理に忘れようとすると記憶に固執してしまいますので、どんな時に思い出してしまうのかを紙に書き出して、思い出しやすいタイミングで別のことを始めたりして気をそらして行くうちに思い出さなくなれると思われます。


アドラー心理学の他人と自分を区別して、他人のことは変えられないという「課題の分離」を割り切れないとのことですが、割り切れないとなるとあなたも他人に変えられてしまっても仕方ないと諦めることと同じになりかねません。


すっぱりと割り切ることはできなくても、どうにも辛い時には思い切り悲しんで泣いてしまい、我慢はしないように感情を吐き出してしまいましょう。


あなたがこれからどうしていきたいのかを、あなたの素直な欲望で良いと思うので整理して、それを叶える為の行動を取る算段を先ずは立てましょう。


復縁でもいいですし、もっと良い男性を探すことでも何でも良いと思います。


依存心を解くには、アドラーの提唱する「承認欲求の否定」も、前述の「課題の分離」と同じように取り入れることも大切です。


アドラー心理学では、あまりにも強く他人に認めてもらいたい、他人から褒めてもらいたいという欲求が強いと、自分の人生ではなく他人の人生を送ることになってしまうと警鐘を鳴らしています。


他人の基準で自分を判断するようにしていると、他人の基準なんて移ろいやすく、人の数だけあるので、他人の良いとする基準があなたの基準とたまたまぴったり合ってもそれはまぐれでしかありませんし、一時的なものです。


あなたが自分の基準を持ち、自分がこれで良いとする基準を持てないと、永遠に気持ちが満たされることもなく、幸福にもなれません。


もちろん、他人の基準で生きるのが楽なら、それでも良いと私個人では思いますが、あなたが辛いなら自分の軸を持つためにもアドラー心理学のこうした考え方を取り入れてみるのは良いのではないかと思われます。


私の回答が、あなたのお悩み解決に少しでもお役に立てましたら幸甚です。