アドラー心理学サロン

アドラー心理学で悩みを解決する糸口を探ります。

【他人と自分を比較しては自己嫌悪になってしまう:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


他人と自分を比較しては劣等感を覚える方は、沢山いらっしゃいます。


こうしたお悩みに対して、どのように考えるべきなのか、アドラー心理学をベースに回答致しました。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れております。


皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


Q1. ご相談

陰キャ

20代

相談内容 自分の事が大嫌い 劣等感で悩んでます


僕は人から親から甘やかされて育ってきただろ?とか考えが甘いとか悩みがなさそうとか言われると傷つくし悔しいしそんなこと言われるとヤンキーみたいに強く威張ってる人になりたいとかかっこいいとか思ったりします

 

月3回しか休みがない人 ひとり暮らししている人 結婚してる人 自分より努力してる人 自分より仕事ができる人を見ると自分は甘ったれで負け犬とかを毎日思ったりします


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


ご相談ありがとうございます。


詳細な背景事情や原因が見えないので、アドラー心理学を取り入れた一般論でご相談に回答させて頂きます。


他人と自分を比較して、その相対的な違いから劣等感を抱いてしまい、落ち込んだり、やる気を失われている状況なのかと存じます。


こうした他人からの発言、他人と自分を比較してしまい落ち込んでしまう原因としましては、アドラー心理学の観点としましては自分の中の承認欲求が原因となっていると考えます。


恐らく、あなたは自分の中で勝手にネガティブに捉えて考えては落ち込んでいるので、人間関係の悩みでは無いと考えられているかもしれませんが、アドラー心理学ではすべての悩みは人間関係(アドラー心理学で言うと対人関係)によって生じると考えます。


自分で自分を劣っていると考えてしまうようですが、その優劣の基準が他人との比較の中で得たものであるならば、あなたが今悩まれていることもアドラー心理学では人間関係によるものであるとします。


まず、アドラーは「人間であるということは、劣等感を持つもの」であるとしています。人には必ず「今よりも良くありたい」という向上心が少なからずあります。


その向上心をアドラー心理学では「優越性の追及」と呼び、この向上心の取り扱い方によっては、他人の悪口や陰口を言って人を見下して自分の価値を上げようとしたり、努力したってダメだ…と思い込んで自堕落で破滅的な人生を送ることにもなりかねません。


あなたに目標がある限り、劣等感があるのは当然のことなのです。あなたの場合には自分の目標が無く、他人との比較という、半ば周囲の人たちに刷り込まれたのに近い基準に苦しまれているのかもしれませんね。


人よりも「上」か「下」かではなくて、過去の自分、昨日の自分よりも「前」に進めているのかどうかを基準にされてはいかがでしょうか?


あなたと他人は全く別の人生を生きており、別々の目的を持っています。いちいち他人と比較して落ち込んでいるのはあまり意味を成しません。


スポーツ選手を目指している人、学者を目指している人とスポーツや勉強で競い合ってもどうしようもありません。


アドラー心理学の承認欲求の否定の考え方を身に付けることで、承認欲求を捨て去り、自分らしく生きられるようになった方が良いと思われます。


アドラーは強く承認欲求を持ち過ぎると、誰かの言うまま、求めるままに生きることになり、特定の誰かに認めてもらい、褒めてもらうことを目的にして生きるようになってしまい、自分の人生を生きることができなくなり、他人の人生を生きることになってしまうと警鐘を鳴らしております。


アドラー心理学には課題の分離という考え方があります。こちらは、他人が何をしようが自分の課題では無いので他人の課題には介入できず、自分の課題にも他人を介入させてはいけないという考え方です。


他人が自分をどう思おうが、そんなものは自分には関係ありませんし、アドラー心理学の課題の分離の考え方をしても、他人の発言や行動で落ち込んでしまって自分のことに集中できなくなってしまうのは他人に自分の課題への介入を許してしまっていることになります。


アドラー心理学では、自分の人生が生きられなければ、自分でしか自分を幸せにできないこの世界では永遠に満たされない気持ちに苦しまされると考えます。


自分の生きたいように生きてみて、その中でどんなことでも構わないので自分のやりたいことに挑戦して、他人と比較せずに自分は「前」に進めているのかな?と考えながら前進し続けられる環境に身を置いてみるのは如何でしょうか?