アドラー心理学サロン

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【学歴をネタにして、責め立てられる:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


今回のお悩みは、上司が学歴を題材にして自分を叱ってくるこのこと。学歴と仕事のできるできない、実際の社会での学歴による扱いに悩まれる方はとても多くいらっしゃいます。


アドラー心理学の考え方から、どのように捉えて、どうしていくべきなのか、ご案内させて頂きます。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れております。


皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


Q1. ご相談

私は今、会社で働いています。。

今日、会社の上司に

最初と話してる途中で話していることがズレていると言われました。


その上司には、

何でか分かりませんが、同じようなことを毎回言われます。。

仕事上、全く関わらない訳にもいきません。。


また、今日夕方他の上司に「良い大学を出ているんだから、仕事できない訳がない。やる気があるのか、ないんじゃないかと思われる」と言われました。、

私も同じことを言われないようにしても言われます。

「良い大学を出ているんだから」の所だけ五回位言われました。。


じゃあ、正直東大や早慶出ている人は全くミスをしてはいけないのでしょうか?

仕事と学歴は関係ないと思います。。

しかも、学歴のことを言った上司には

その仕事内容は関係ありません。。

どういう認識で

言っているのか分かりません。。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


ご相談頂きまして、ありがとうございます。


学歴は仕事に関係あるのかないのか、これは永遠のテーマなのかもしれません。


多くの人たちは、基本的には学歴と仕事のできるできないは直接的に関係の無いと認識しつつも、社会においては評価基準の一つとして、就職や転職、出世に影響力が強いことから高学歴を求めたりするものです。


学歴と仕事ができるできないは、職種や業務内容にもよりますが基本的には直接的な関係性は存在しないとかんがえても問題無いと思います。


勉強ができるできない、そうした学歴の背景にある知識や思考力があるのかないのかではたしかに仕事によっては大きく差が出ますが、一部の専門職を除くと一般的には僅差でしかありません。


学歴と仕事ができるかできないかには、緩やかな相関関係はあっても、原因と結果として明確に結び付くような因果関係は確認できないパターンがほとんどです。


良いか悪いかは別として、学歴が良いと、良い意味にも悪い意味にも目立ってしまうのは確かな事実ではあると思います。


人間には、その人や会社などがどんなものかを知るのに、一々その人のことを調べたり知ろうとする時間はありませんので、肩書きなどのブランド名でその価値などを判断しようとする傾向が心理学的にも存在するとされています。


お財布にしても、どんなに素材の質、作り方が素晴らしくても、それが百貨店に並んでいても価値が分からない人がほとんどであることと同じです。


ノーブランドなら、すぐ壊れたりしても仕方ないと思えても、高級ブランドならこんなに高いのに!?と思って余計にそのイメージが付いて回ることに等しいのです。


そうしたところから、妬みや僻みである可能性や、自身も良い大学を出ていることから大学名で悪目立ちしたく無いからしっかりして欲しいというメッセージなのかもしれませんね。


背景事情が分からないので、明確性を持たせた回答は難しいのですが、人が何をどう思うのかはその人の課題であり、自分の課題ではないので、その人の課題に介入して考え方を変えさせたりすることはできません。


これはアドラー心理学の他人と自分の課題の分離という考え方ですが、あなたがその言葉にどうしても納得いかないのなら、別の上司や先輩などに相談して止めさせるように動くべきでしょう。


ただ、その上司がそのように考えているのか知りませんが、「その人の考え方はその人の考え方、自分の考え方は自分の考え方」と割り切るようにした方が気持ちが楽になれるかもしれません。


あなたに本当に能力が足りていないこともありえるかもしれないので、それはそれとして対処していくように考えた方が前進できると思われます。


今回のような場合には、学歴についてどうこう言われてしまったことというよりは、なぜ自分はミスをしてしまうのか、なぜ怒られるのか?という根本的なところを考えて改善した方が、前に進めるかもしれません。