アドラー心理学サロン

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【彼はまた私に振り向いてくれるのかな…:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


今回のご相談は、お付き合いしていた彼が多忙になり、会うことはおろか連絡すらもなかなか取れなくなってしまい、彼女という存在が重荷になっているとまで言われてしまった。


彼はまた自分に振り向いてくれるのか?というお悩みです。


恋の病ですが、恋愛には悩みは付き物です。

アドラー心理学の観点から、どう考えて、どのように今後していけば良いのかご提案させて頂きました。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れております。


皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


Q1. ご相談

はじめまして。yと申します。30歳会社員です。

もう30でいい年齢ですし、そろそろ結婚を視野に入れた方とお付き合いがしたいと思いはじめましたが、職場に出会いがなく、話題のマッチングアプリに登録しました。


なかなかいい出会いがないと思ってましたが、家も来るまで40分くらいで顔の印象もよく、メッセージのやりとりをしていても落ち着きがあり、なんとなく合いそうかなとお会いしてみました。ただその人は2ヶ月後に仕事を辞め、カフェを開業するために1年ほど下積みをしたいとのこと。


他愛もない話をずっとし、彼も付き合うなら結婚は視野に入れているとのことで、将来の心配はあるものの、今後のことも視野に入れつつ2回目のデートでお付き合いすることになりました。


久しぶりの彼氏と言うこともあり、気分はウキウキ。お互いシフト制で休みも被っており、2.3日に一度会っていました。しかし何回か会ったその後はシフトが合わず、わたしの誕生日の日も会えない事に。激務のシフトだと聞いていたので連絡も1日後に来ることがほとんど。


1度寂しくなり、寂しいと伝えたら夜予定を合わせて会う事になりました。誕生日は後でお祝いすると言われ、長く付き合いたいしペアのものが何か欲しいとわたしが提案して休みが会う日に見に行こうとなりました。その後も連絡も忙しいのか一日置き、しまいには2日後に来て、さすがに寂しさと不安が耐えられず、避けられているみたいとわたしが言ってしまいました。


すると、少し時間が欲しいと言われたため、電話をしてみると、仕事を辞めるまでの期間が近づき、不安だし今後もっと連絡も取れなく会う事も困難になるかもしれない、彼氏らしいことができないし起業に向けての準備で彼女という存在が重荷になってくると言われました。


わたしとも結婚も遅くなると言われ、いつか結婚ができればいいし、どんなことがあっても2人で乗り越えて一緒にいたい、時間を置いたらどうかな?と聞くと、時間が経っても変わらない。yは悪くない、自分の問題と言われ、わたしはその場で決断ができないからまたあとで連絡するといい電話を切りました。

気持ちの整理がつかない中、1週間経っても放置状態です。


彼の勝手な言い分と思いつつ、時間が少し経った今、彼がこれから不安になる中、ペアのものが欲しいとか寂しいとか彼にプレッシャーを与えてしまった自分も悪いのでは?と思いはじめました。今後わたしはどうするべきでしょうか。彼はまた振り向いてくれることはあるでしょうか?


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


ご相談ありがとうございます。


久しぶりにできた恋人と、頻繁に会うことができていたのにも関わらず、なかなか会えなくなってしまうと不安になってしまうのは当然のことです。


あなたの行動に間違いは無かったと思います。不安と寂しさでいっぱいになり、寂しいと伝えることも、たしかに伝え方はあるとは思いますが、結局は話し合うしかありませんのでそうおっしゃったことも間違いではありません。


人間、どんなに親しい間柄であっても、大切なことは言葉にしなくては伝わらないものです。


ここであなたの感情について、整理しておきたい点がいくつかあります。


あなたの恋心は、情熱なのか愛なのかというところの区別をしておかないと、深入りするにしても、このまま終わらせるにしても後味も悪く、後悔が残ってしまうかもしれません。


情熱なのか、愛なのかについては、その彼が例えば今後もずっと仕事で忙しく、金銭的にも安定せず、子供を作ることも、一般的な家庭を築くこともできないとします。


それでも彼と一緒にいられれば、あなたは自分の本来のやりたいことを延々と我慢してしまうような自己犠牲をせず、自由に振舞えて幸せになれるのか?という点です。


アドラー心理学の観点から言いますと、他人に尽くすのなら、自己犠牲が伴ってしまうと自分らしい人生が歩めず、自分のことは自分でしか幸せにすることができない為、本当の幸せも愛も実感することができないとしています。


「この人と一緒にいると、自由に自分らしく振舞えて落ち着ける」


こんな風に思えることが、これから先何が起きても幸せになれるであろうアドラー心理学におけるポイントの一つです。


ただひたすらに、久しぶりの恋愛でもあり、その彼氏を手放したくないという思いが先行してしまい、もうどうにでもなれ!という思いならば身を引いておいた方があなたの為になるかもしれません。


状況を冷静に考えてみると、別れたいという思いがあるのか無いのかは本人にしか真相は分かりませんが、少しでも真剣なお付き合いを続ける意志があるのか無いのかは先ずしっかりと本人から聞き出した方が良さそうですね。


相手がその気でないのに、情熱や愛情で先走ってしまうと、辛い思いをされることになりかねません。


恋愛も友達との友情も、同じことが言えまして、その差は所有欲があるのか無いのかといったところとなります。


年齢的な焦りがあるのだと文面から思えますが、いくつになっても素敵な出会いはあるものです。


またマッチングアプリを使うのも良いですし、新しく趣味を始めて、男女の出会いのある場所に出向いていき、他の男性にも目を向けてみて判断した方が良いかもしれませんね。


どうしても恋愛の世界では、お付き合いしている人以上の人は存在しないことになってしまいます。


人の好みも性格も、千差万別であり、あなたを好きになってくれる人もまだまだ沢山いますし、あなたにとって魅力的な男性だってまだまだ沢山います。


諦めることを前提にしているかのようなお話になり恐縮ですが、近視眼的になってしまうのはあなたにとってもお相手にとっても良いことではありません。


恋愛は感性、結婚は理性というように割り切って考えるくらいがむしろ幸せだったりもします。


結婚なんて人生を共にする関係に理性なんて持ち込みたくない、「好き」という感情を大切にしたい!と思うカップルが大半ですが、この人と一緒にいて本当に自分は幸せになれるのだろうか?という視点を欠いて結婚してから後悔してしまう人、本当にこれで良かったのかな?と疑問を持つご夫婦はとても多くいらっしゃいます。


一旦、感情を抜きにしてその方との結婚生活、将来を考えてみて、自分は幸せになれるのか?と問いかけてみましょう。


もし、その彼とやっていけそうだ、諦められないとお思いでしたら、何れにせよその思いを伝えた上で、一時的にでも距離を取らねばならない状況になると思われます。


そうなりましたら、その彼は遠くに行って自分の前からいなくなってしまったとでも考えて、自分がその彼を支えられるようになろうと努力したり、より魅力的になれるように自分磨きをしたりして、機会を待ちましょう。


その機会はあなたが設定しても良いですし、今後も連絡は完璧には絶たないようにしておくことがポイントです。


その自分磨きの最中にもっと良い男性との出会いがあるかもしれませんし、無いかもしれません、また、その彼と復縁できる可能性もあるかもしれませんし、無いかもしれません。


こちらの考え方は、たとえ諦めることになったとしても自分のことに集中できるようにするのに効果的だと思われます。


また、注意点としましてアドラー心理学では「承認欲求の否定」という考え方があり、承認欲求を持ち過ぎてしまうと、他人の望む他人の人生を自分が生きることになってしまうとアドラーは警鐘を鳴らしました。


その彼氏さんを意識し過ぎて、その彼氏さんが好むように、好きになってもらえるようにとばかり考えて自分磨きをしてしまうのは、あなたは自分の人生を生きられず、彼氏さんの人生を生きることになります。


結婚するにしても、アドラー心理学では、自分をひたすらに押さえ付けて自己犠牲が伴えば、自分でしか満たせない自分の思いは永遠に満たされないとしていますのでご注意下さい。


先のことは誰にも分かりませんが、「今、この時」を少しでも前に進むことが大切です。そうしなければ、あなたの望む未来は更に遠のいてしまいます。


アドラー心理学では、「今」を真剣に生きることで、それが点となり、その点が何個もできることで、事前には見えない「線」として人生が確立されていくと考えます。


これからのあなたが何をすべきなのかというと、仕事に精を出したり、何らかの資格を取るでも、習い事を始めるでも、何でも自分がこれをやってみようかな!と思えることを大切にひたすらに打ち込んでいくことだと思います。


お辛い状況かとは思いますが、絶望して延々と停滞してしまうのではなく、休みながらでも、取り敢えず前に少しでも進めるようにしていくことが、あなたの幸せを切り拓くことができます。