アドラー心理学サロンです。
多くの人たちが、今この瞬間にも失敗を恐れたり、上手くいかなくなるのではないかと考えて、何か新しいことに挑戦することに足踏みしております。
そうこうしている内に、「やってみたい!」という思いすらなくなってしまい、結果大した挑戦をすることも無く生涯を終えていきます。
タイトルにもある通り、「失敗したくない」とは、「成功したくない」または「やりたくない」のと同じことになります。
以前知り合ったの起業を志す人の話を聞くと、その方は起業したいと思っています。その為の準備をしていて、税務や会計、経営について学んでいますとのことです。
もちろん、そうやって勉強し、自分の知識を蓄えることは大切なことですし、新しい知識は人生を豊かにしてくれます。
しかし、いつまでも実践しないのではそもそも起業して成功することなんて当たり前ですができません。
例えば、税金対策なんて、知っているに越したことは無いのでしょうが実際に利益すらままならない状態でそうした対策をしてもあまり意味はありません。
実際に利益が出始めてからなら、資金的な余裕もできて人脈も広がっていることでしょうからリアルタイムに優秀な税理士や節税に詳しい経営者から良質な情報が得られるようになることでしょう。
税金で損をして失敗することを恐れているのは、起業の前段階の悩みとしては滑稽にも思えます。
儲けたら妬まれて嫌がらせをされたり、店を出したら翌日に大震災が来て借金だけが残るかもしれない…と悩んでいるのと同じことです。
学生時代の勉強やスポーツでも、新社会人でも同じことです。
ミスをしては、新しく知識を仕入れては実践して、これを繰りかえなさいといつまで経っても上達することはありえません。
どんな失敗が待ち受けているのか、そんなことはざっくりと予測して対策を取り、どんどん挑戦をしては改善を繰り返しましょう。
上手くいかないことを恐れても、人は生まれてから1度も、病気や怪我をしないことなんてありえないのです。
病気や怪我をしたくないから生きていたくないということにも通じる話しにもなります。
もちろん、人それぞれ目指す人生のゴールは違いますし、取れるリスクの許容量も違います。
ただ、自分が本当に望むことを手に入れるのに、失敗を恐れてばかりいても無意味なのです。
アドラー心理学では、計画的な人生を生きることはできず、人はやれることを「今」全力で取り組める人にこそ未来があると考えます。
アドラー心理学に限らず、先のことを予測する方法なんて存在しません。
失敗しても、上手くやれるようになればいいんだ!くらいに考えて、どんどん前向きな挑戦をして下さい。