アドラー心理学サロン

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迷惑をかけて、みんなの手を煩わせよう!

アドラー心理学サロンです。


「こんなことしたら、みんなに迷惑がかかる」「みんな自分が休んだら、困るだろうな…」


そんなことばかり考えては、自分を押さえつけて我慢ばかりしている人は少なくありません。


結論から申しますと…迷惑をかけることは何の問題もありません‼︎


人様の迷惑にならないようにとばかり考えてはいけません。


日本では家庭や学校など至る所で、「人に迷惑をかけないようにしなさい」と教育します。


外国の話なので、日本では文化も考え方も違うでしょ!と言われてしまうかもしれませんが、インドでは子供に、「お前も人に迷惑をかけているんだから、お前も人を許してあげなさい」と教育します。


「人に迷惑をかけてはいけない」という考え方は、一見正しく、大切なマナーのように思えます。


人を気遣い、傷付けないようにしたりすることはマナーとしてとても大切です。でもこれ、当たり前すぎませんか?


マナーのなっていない人は一部にはおりますが、他人との良好な関係を築くのにあたり、基本中の基本でもあり、むしろ迷惑をかけないようにばかりしていると、他人の目を気にして自分らしく振る舞えなくなってしまいます。


一方、人は他人に迷惑をかけないと生きていけないのだから、迷惑をかけられても人を許すというインドの考え方は合理的でもあり、日本人が特に学ぶべきポイントが詰まっていると思われます。


人は一人では生きられません。他人との関わりの中で仕事でも何でもやっていかないといけないのです。


その中で、迷惑をかけられたり、迷惑をかけてしまうことは避けられないことなのです。


むやみやたらと、人に迷惑をかけないように神経をすり減らしたり、迷惑をかけられてイラだったりすることには何の意味も無いのです。

 

むしろ、他人の過ちを許すくらいの気持ちをお互いに持つのが、お互いに幸せになれる道なのです。


アドラー心理学の考え方である課題の分離で迷惑をかけること、迷惑をかけられることについて整理してみると、下記のようになります。


他人が自分を迷惑だと思うのかは、相手の課題であり自分の課題ではない為、他人の迷惑だと思うか思わないかの課題に介入して、迷惑だと思わせないようにすることは本質的には不可能である。


また、自分が何を迷惑だと捉えるのかどうかも、自分の課題であって相手の課題ではない。自分の課題に他人を介入させて自分が何を迷惑だと思うのかという課題を変えさせてはいけない。


となります。


自分にしても、その相手にしても、何を迷惑だと思うのかという価値観を他人に変えさせるということは、生き方や考え方を他人に変えられても仕方ないということにアドラー心理学の考え方ではなってしまいます。


もちろん、迷惑をかけることを恐れる必要は無いとはいえ、限度というものはありますのでその時その時で自分を犠牲にしない範囲で他人を迷惑をかけないようにすることは必要なマナーです。


しかし、「これってみんなに迷惑かな?…」なんて心配ばかりしていると他人に遠慮してばかりで、自分の人生ではなく、他人が良しとする人生を生きることになり満たされない思いを抱えて幸せに生きることができなくなってしまいます。


迷惑をかけないようにすることばかり考えていると、アドラー心理学の批判する、強い承認欲求を気付かぬまま抱え込んでしまい、他人からの承認欲求を満たそうとばかりしてしまっているのです。


あなたは人に迷惑をかけないように、他人に遠慮する為に生まれてきたのではなく、自分らしく生きて自分の幸せを手に入れる為に生まれてきたのです。


「今、ここ」から、迷惑をかけないようにとばかり気にするのは止めましょう!