アドラー心理学サロンです。
今回は、人の性格は感染してしまう性質を持っており、それによってもたらされる恩恵とリスクについて解説しまう。
マイナス思考な人で、ネガティブなことばかり話す人と一緒にいて、気分がどんどん落ち込んでしまって自分までマイナス思考になってしまった…
こんな経験、皆さんもされたことがあると思います。
これは心理学的にも実証されていることでして、他人の性格が感染するというのは他人の言葉によって暗示がかけられてしまい、それが知らぬ間に自分にも感染してしまうということです。
以前、アドラー心理学サロンで書いた記事にも、言葉にな力があり、それによって人生が大きく変わってしまうという記事を書いたことがありますが、それは自分の使う言葉だけではなく、他人の使う言葉によっても同様なのです。
自分の言葉でも他人の言葉でも、心に及ぼす影響度はさほど変わらないのです。
つまり、どんな話をする人なのか?という視点は、その人とどんな関係を持つべきなのか判断する大切なポイントとなります。
負の性格感染のメカニズムはこちらです。
愚痴ばかり言ってる人と一緒に過ごしてると、愚痴を言うのが癖になっていっては愚痴っぽいマイナス思考な性格になってしまいます。
いつもイライラしている人と一緒に過ごしていれば、あなたもイライラしやすいマイナス思考な性格になってしまいます。
こうした人たちとは、可能な限り距離を取るようにしましょう。
それができないのなら、やたらと同調したり、共感をしたりすることは控えて、出来るだけ反応せずに流すようにしましょう。
アドラー心理学の課題の分離をすれば、他人が何に、どのようにリアクションしていてもそれはその人の課題なので仕方ないと割り切れます。
また、アドラー心理学では自分の課題に介入させてもいけないとしております。
あなたがどう思い、どんなリアクションをするのかは自分の課題なので、他人に介入させて自分の課題を変えさせない!と意識しましょう。
それなりの影響は受けてしまいますが、ある程度はマイナスな性格の人からの影響を排除できることでしょう。
健全で、好ましい正の性格感染のメカニズムは下記となります。
いつも明るくで、ニコニコしている人と過ごしていると、笑顔で過ごすことが癖になっては明るいプラス思考な性格になります。
どんな時も、他人に対して感じ良く接する人と一緒に過ごしていれば、あなたも他人に優しい気持ちで気持ちよく接することができるプラス思考な性格になります。
こうしたプラスな影響ならば、アドラー心理学の課題の分離の意識を強く持ち、拒絶し過ぎない方が良い影響をたくさん受けられますね(笑)
どれだけ、環境の大切さ、つまりは囲まれる人たちによって人生が変わるのかがご理解頂けたことかと思います。
意識的に、環境を変えて、付き合う人たちを選ぶことは幸せに生きる為に大切なことなのです。