アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。
今回のご相談は、以前数回に渡り劣等感が強くて自信が持てず、どうすればいいのか分からないとご相談頂いた方からの、目標が見つからないというお悩み相談です。
アドラー心理学の観点から、課題の分離による他人と自分の課題を分離する方法を見方を変えてご案内しました。
個人情報に関しましては、ぼかしを入れております。
皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。
Q1. ご相談
僕は人に支配される事や見下されることを恐れて人から悪く思われないように生きようとしてしまいます
攻撃されたりいじめられたりする事を避けようという防衛本能があります
だからボクシングの竹原さんやヤンキーやタトゥーいれてて威圧感のある格闘家の人みたいに堂々としたいとか相手を威圧して支配されたくないとか思ったりします
僕はたしかに目標がないかもしれません
目標がなくぼーっとしてると悩みがなさそうとか暇そうとか言われると頑張ってない自分はダメだなあとか自己嫌悪になる事はあります
自分の人生の目標がないから周りに左右されやすいのがありますね
自分のやりたい目標とか見つかればもっと自分の人生充実できると思うんですけどなかなか今はみつかりませんね
A. 回答
アドラー心理学サロンです。
度々のご相談ありがとうございます。
アドラー心理学の課題の分離を応用すると、他人からどう思われるのかは他人の課題なのでそれに介入してしまうと、自分の生き方や考え方を変えられても仕方がないと諦めることになってしまうとも考えられます。
変えられない他人の認識を変えようとしてしまうということは、他人にも介入されてしまうことになるのです。
なぜなら、他人と自分の課題が区別できていて、他人が自分をどう思うのかを気にかけなくなれば、他人の自分に対する思いや、言ってくることで不快な思いをして自分のことに集中で気なくなることがないからです。
つまり、アドラー心理学の課題の分離を別の観点から考えると、他人が自分に何を言ってくるのか、どう思われるのかを気にして自分のペースが乱されている時点で、他人に自分の課題を介入されてしまっているとも捉えられるからです。
つまり、あなたは他人による支配や、どう思われるのかを恐れながらも、他人から支配され、見下されても仕方ないという振る舞いを知らないうちに行ってしまっているのです。
人間なので、嫌なことを言われたり、されれば嫌な気持ちにはなると思いますが、それを理由に自分のペースを乱れされてしまうことは、それこそその人たちに本質的に支配されていることになってしまいます。
目標というとかなり大それた大きな夢を持つことのように聞こえるかもしれませんが、良い仕事に就く、何かやってみたいスポーツを始めて上達することでも何でも良いのです。
劣等感が強いと何度かご相談頂いておりますが、自信が無くてできないと思い込んでしまっているのかもしれません。
先ずは身近なことから始めてみて、小さな目標を達成していくのは如何でしょうか?
何でもかんでも「自分はどうせやっても無駄だから…」と思っていては本来の実力も発揮できなければ、何をしても意欲すら湧いて来なくなってしまいます。
自分を信じるというよりは、目の前のことに集中して、過去も未来も考えずに成るように成るさ!くらいで集中することが、明るい未来わや切り開く鍵になると思われます。