アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。
今回のご相談は、以前ご相談頂いた方で、アドラー心理学の学び方についてのお悩みです。
アドラー心理学をどう学んだ方が良いのか、僭越ながらアドバイスさせて頂きました。
個人情報に関しましては、ぼかしを入れております。
皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。
Q1. ご相談
遅い時間にも関わらず、返信をいただきましてありがとうございました!!
ブログの記事を以前から読ませていただき、課題の分離というものがなんとなく概要は理解できているものの、それを自分の中に落とし込むことが出来ずにおりました。
アドラー心理学が原因ではなく目的の心理学だというのも知っていましたが、
目的論のスタンスを取るアドラー心理学では、あなたの不安は、自我を確立させることによる、自分に降りかかる責任を取れなかった時に感じる自己否定感を感じたくないという目的があるのかもしれません。
これには目からウロコでした。
まさにその通りだと思います。
傷つく事に人一倍敏感で、失敗などはなるべく私の周りの人の責任にしたがる傾向があると思います
。
失敗をしたくないから、ガッカリされたくないから、主人にも愚痴をこぼしたり、こうして欲しいと話ができないのでしょうか…
やはり自分を幸せにするのはもちろん、自分を苦しめているのも自分自身ですね。
課題の分離に関する記事、改めて何度も読み返したいと思います!
また、課題の分離についてわかりやすく記載されているオススメの書籍などがあれば、教えていただきたいです。
また、これまでの話とは全然関係ないのですが…
アドラー心理学を学ぼうとした時、アドラーギルドとヒューマンギルドの違いに「?」となりました。
もしアドラー心理学サロン様が中立な立場の方でしたら、どのような違いがあるのか、書籍の選び方などについても教えていただけたら嬉しいです。
一説によると、ヒューマンギルドは商売っ気が強めでセミナーも高い。
本当のアドラー心理学を学びたいならアドラーギルドを!と聞いたので、書籍選びにもアドラーギルドに所属されている方のものを選んだ方がいいのかな…など難しくて。。
何度も申し訳ありません。
よろしくお願い致します!
A. 回答
アドラー心理学サロンです。
お褒めの言葉、誠にありがとうございます。
アドラー心理学は、他者と自分の課題の分離だけではなく、どんな考え方でも完全に理解して実践できるようになるにはこらまで生きてきた年数の半分以上の時間がかかるとさえ言われており、とても難しいのです。
アドラー心理学をどこでどのように学ばれたいのか、その目的によって取るべき選択肢が多いのですが、何冊か有名な書籍を読んでじっくりと考えて自分に落とし込んでいく方が良いかもしれません。
アドラー心理学サロンでは、アドラーギルド様ともヒューマンギルド様とも接点の無い中立的な立場を取っております。
そもそも、アドラー心理学には流派がありまして、故アルフレッド・アドラー氏の「世界は主観であり、客観的な事実は存在しない」という考え方や、アドラー氏本人の残した書籍があまりにも少ない為、そもそも伝え手によって解釈が大きく異なるのです。
お答えとしましては、どちらでもピンときた方を選ばれた方が良いとは思いますが、本質的な意味で、つまりは学問的に正統派を学ばれたいのなら大学などの研究機関で学ぶ必要があると思われます。
書籍としましては、有名どころのものが1番実践し易く書かれていると思われますので、ネット検索で出てくるもので良いかと。
ちなみに手前味噌なお話ですが、当アドラー心理学サロンでは、実践してすぐに自分の心を前向きにできる、実用性のある伝え方を心掛けております。
僭越ながら、それが他の流派との大きな違いかもしれません。
私個人としましては、世間に出回るアドラー心理学は実践的では無いのではないかと思いまして、少しずつでも多くの方にアドラー心理学の考え方を取り入れてもらい、多くの人たちをアドラー心理学で言う「勇気付け」したいと考えております。
完璧なアドラー心理学を実践することは、アドラー本人が言う通りかける時間が長過ぎますし、そんな時間は世のほとんどの人たちには無いと思いますので。