アドラー心理学サロン

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【性同一性障害】本当の男だったら良かったのに…:メールでのご相談事例

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答の両方で掲載致します。


今回のお悩みは、長年の付き合っていた彼女にフラれてしまい、心に傷を負ってしまって前に進めないとのご相談です。


アドラー心理学の観点から、性同一性障害をどのように乗り切り、どう前を向いて生きるかをご提案させて頂きました。


個人情報に関しましては、一部ぼかします。


あなたの悩みの解決に、本記事が役立ちましたら望外の喜びです。


Q1. ご相談

贅沢な悩みかもしれないのですが、どうか私の相談に乗ってください。

 

私は性同一性障害です。体は女性ですが心は男です。身体も胸は取りました。戸籍も変えたいのですが、子宮は取ると身体に負担が大きいのでもう少し待とうかと考えています。

そんな私ですが6年間付き合っていた彼女と別れました。

 

私は彼女との結婚も本気で考えていました。

しかし、別れてしまいました。

彼女から言われた言葉で一番傷付いたのは

本当の男だったらよかったのに。

結婚するとして家族に他人になんと説明していいかわからない。怖い。


とのことでした。


私は長年彼女と付き合っていたため別れてからとても寂しいし言われた言葉が頭から離れません。


私は寂しがり屋で甘えん坊で自分に甘いということはわかっているのですがどうしても寂しいし虚しいです。

 

この心に空いた寂しさを埋めるには、前に進むには何かアドラーの良い言葉はありませんか?


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


それはとてもお辛いですね…


あなたは決して悪くありません、決して自分を責めてはいけません。あなたに何の罪も無いのにも関わらず、自分を責めるあなたは思い遣りがあり、健全に自分を高めようとすることができる方です。


アドラーの言葉としてご紹介するには少々難しい状況ですが、あなたが感じられている思いは決して間違っておりません。


話の次元が異なるので、比較対象とした場合にあなたを傷付けてしまうかもしれませんが、恋愛や結婚においては同じ性別であっても障壁は必ずあります。


その程度の差は様々ですが、生い立ちや学歴、容姿などがあります。本質的に程度の差はあれども、あなたの性同一性障害も同じなのです。ただ、そんななかでも必ずこの世界には自分を好きになってくれて、どんな壁があろうともあなたと一緒にいたいと思う女性はいます。


アドラーの課題の分離を応用すれば、他人が自分をどう思うのかは、他人の課題であり自分の課題では無いので介入して変えさせること自体は無意味である、つまりその彼女があなたをどう思っているのかはその彼女の課題なのでどうにもならないと割り切るようにしてみましょう。


また、アドラーは誰かに認めてもらいたいと求める承認欲求を激しく批判しました。それは、誰かに認められるかどうかを気にしてしまうと本来の自分を見失い、その人の求める他人の人生を生きようとして満たされない思いに苦しめられてしまうと警鐘を鳴らしているからです。


性転換手術は確かに身体への負担も重く、それに過去に女性であった過去を伝えないまま女性とお付き合いをするのは厳しいとは思います。


アドラーは、過去も未来も無く「今」を生きることを推奨しています。


あなたの人生の活路を見出すには、このアドラーの「今を生きる」考え方こそが肝になるのでは無いかと思われます。


過去はあなたが「今」何をするのか、どう考えるのかを選択することで取り払うことができるとしています。


この「今」は過去からの延長では無いのです。

あなたが決めた生き方によって現状から未来が全て一変します


これからを男性として、人として、自分らしく生きていくことを目的に、「今、自分にできること」をひたすらにこなしていくのです。


未来のことは誰一人分かりませんし、未来を変えるのは「今」、あなたが何をしたかです。


今後の恋愛でも、性転換手術をした後でも、社会で生きていく上でも、今を大切にすることで人生を切り拓くことができます。


いつでも応援してます!