アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご掲載致します。
今回のご相談は、バイトばかりして、理不尽なことで怒られたりしてしまうことからこれから社会に出ることに不安があるとこお悩みです。
アドラーの考え方というよりは、一般心理学をベースにどのようにバイトをして、社会に備えるべきなのかご提案させて頂きました。
個人情報に関しましては、一部ぼかします。
あなたの悩みの解決に、本記事が役立ちましたら望外の喜びです。
Q1. ご相談
突然失礼します。ちょっと長くなりますが回答いただけるとありがたいです。
年齢(年代でも可) 21
・性別 男性
・職業 大学1年生
・今後どうありたいのか
バイト・仕事に希望を持てるようになりたい。
・ご相談内容 同アドレスより送信済みです。
・問題だと思う点
最善を尽くしても人並みの仕事がこなせない点。
上司に理不尽な要求をされてしまうが、自分のせいでもあり、自分は仕事に向いていない、今後仕事をして生きていけないと思ってしまう点
私は今大学生で、バイトや仕事に関して悩みがあります。
大学に入り、まず塾のバイトを始めました。始めは生徒の相手をするのが大変ではあるもののやりがいを感じており自分に向いていると思っていました。
しかし塾長が変わり、要求が厳しくなり、キャパシティを超え始めました。それに伴い言われたことをし忘れるなどの自分のミスが増え、塾長は逆に理不尽な要求をしたり粗探しをしたりして、関係が悪化し辞めてしまいました。しかし他の講師の方は普通にこなしており自分の能力不足も原因なのだろうと後味悪く思いました。
次にドラッグストアでバイトを始めたのですが、やはり仕事の覚えが悪く、すでに数ヶ月経っていますが、メモを必死にとってやっとついていけているかどうかというところです。また店長も私のミスが多いため私への態度が厳しくなり、私のミスでない部分も疑うようになりました。また裏でギリギリ聞こえる声で悪口を言っているのが聞こえます。
店長の指示が中途半端で聞き返したのに怒られ、理不尽だなぁと感じつつも自分の能力不足も原因なのだと思うとどうしたらいいかわかりません。極力できることはして、バイトは時間の切り売りだと割り切るようにしてはいるのですが、毎回行く前に胃が痛くなります。
長くなりましたが、このように場所を変えても普通に皆さんが出来ることがなかなか覚えられずいつも同じような結果になってしまうこと、どこまでが理不尽でどこまで耐えるべきなのか分からないことなどの経験から今後社会に出ても同じようなことになるのではないかととても不安です。
どのように向き合っていくべきでしょうか?お忙しい中とは思いますが、何卒お願い致します。
A. 回答
アドラー心理学サロンです。
アドラーの考え方をご紹介するというよりは、仕事術のようなお話になってしまいますが回答させて頂きます。
やる気があっても、要領が悪くて仕事が覚えられない人の特徴としましては、そもそも理解が浅い可能性が高いです。
相手の話をしっかりと理解できていない可能性を疑った方が良いかもしれません。
指示を受けてから、その業務が自分の中で何をどのように行ってどう仕上げる必要があるのかまで頭に入れる必要があります。
どこまでが理不尽で、どこまでが自分で我慢したり割り切りが必要なのかについては仕事内容やその会社にもよって大きく変動するので一概には言えませんか、ただ指示を聞くだけという受け身の姿勢ではなく、あなたから能動的に質問して自分の理解を固めていくことが必要なのかもしれませんね。
どこまでが理不尽なのか、自分の中で仕方ないと割り切れるのかのポイントは、ある程度の経験期間が必要になるとは思います。
あなたの場合には、あまり積極性が無いのかもしれません。というのも、あなたから充分に発信できていない可能性があります。
自分が理解できていないことを相手に伝えるようにしてみると、相手からもこうすればこの人は仕事ができるようになるだろうと、ある程度その先を考えることができます。
しかし、ただあなたがミスをしてしまって謝るだけで何故、どのようにミスをしてしまったのかがあなた自身で分からないとなると、上司もあなたをどう扱えば良いのか分からず立腹するだけになってしまいます。
あなたができる範囲で努力しても、あなたをあまりにもぞんざいに扱うような職場であれば、もちろん合わない場所だとして別のバイトを探した方が良いのですが、少しの間は相手の話を理解しようとして、指示を受けた後には復唱すること、また自分から分からないことを質問するようにしてみましょう。
今後、あなたが社会に出ても基本的には同じ考え方でも良いと思います。
ただ、やはり先のことですので心配になって不安になってもどうにもなりません。
「今」あなたが何をするのかが未来を作っていくとアドラーは考えます。
なので、「今」自分の欠点や仕事をする上での問題点を発見することができたと割り切り、過去も未来もないこの「今」できることをやっていくと不安から解放されてます。