ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【これでも読めば?】仕事のプレッシャーから解放される考え方

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご掲載致します。


今回のご相談は、仕事が溜まると辛くなりマイナスな方にばかり考えて限界になってしまうとのお悩みです。


アドラーの観点と、一般的な視点からどのように対処していくべきなのかご提案させて頂きました。


個人情報に関しましては、一部ぼかします。


あなたの悩みの解決に、本記事が役立ちましたら望外の喜びです。


Q1. ご相談

ホームズと申します。相談させて下さい。

年齢 40前半

・性別 男性

・職業 会社員(社会保険労務士事務所従業員)

・もっと物事をプラスに前向きに捉えたい。

・ご相談内容 2年程前に転職しました。


ずっとこの業界で仕事してきました。いつも仕事が溜まり出すと体調が悪くなり、休職も何回かしました。前は大きな会社だったので、ゆっくり仕事ができればと小さな会社に移りました。でも先生以外の社員は素人のパートばかり。先生も事務仕事は嫌いな人で多くの事務処理が負担になり、疲弊した状態が2ヶ月近く続いています。毎日仕事が辛いです。


・問題だと思う点

物事を全てマイナスに考えてしまうところ。先の事が不安で仕方ありません。仕事がまだ終わらない。うまく処理できないと焦ってしまう。頼りになる人が誰もいないので不安です。よろしくお願いします。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


仕事が辛くて転職したにも関わらず、そこでの仕事量によってまた疲弊しては辛くなってしまったとのこと、辛いですね…


元も子もないお話になってしまうかもしれませんが、あなたのされているお仕事自体に原因があるのかもしれません。


専門職に近い働き方をされているようなので、仕事の幅が一般的な仕事よりも少ないことから従事されている人も少なく、仕事の量は常に多い状態に晒されているのだと思われます。


今までのご経験を生かして別の業種、または未経験の仕事に飛び出してしまう方があなたにとって良いのかもしれません。


年齢的なネックを感じずにはいられないかもしれませんが、50歳を過ぎてから未経験の仕事を始めてご活躍される方もいらっしゃいますし、仕事の経験は別の業種であっても役立つものです。


士業のお仕事は特に扱える人間の数が少ないことから、特定の人間に仕事が集中しがちです。


どうにか現職を続けられたいのなら仕事量の配分を減らしてもらえないと自分が持たないと伝えて、交渉するか更に小規模な事務所に転職してゆっくりと仕事ができる環境を得るようにした方が良いかもしれません。


物事を全てマイナスに見てしまわれるとのことですが、それはお仕事が忙しくてそうなっているのでしょうか?


マイナス面ばかり見ないでプラス面を探すようにしても、環境があまりにも合わないとなれば改善は困難です。


アドラーは自分の見ている世界は自分だけのものであり、自分がどう捉えるのか次第であるという考えをしております。


しかし、合わない環境の中で自分を変えていっても自分の望む状態には向かいません。


自分が求める状態が再現できる場所を見つけて、その場所で自分を変えていくことで望む状態が実現できます。


自分で変えられることと、変えられないことが世の中にはあり、合わないと思うなら自分を変えて合うようにしようといった考え方が世の中には席巻しておりますが、変えられない部分が大きすぎればどうにもならないと思います。


まずはあなたの今の状態を上司や先輩に相談してみて、難しそうならば別の仕事や会社を探すようにされてはいかがでしょうか。