ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【閲覧注意】仕事が見つからない悩みを吹き飛ばすには

アドラー心理学サロンです。


メールにてご質問頂いた内容を事例とし、質問と回答をご紹介します。


今回のご相談は、就職活動をしているものの上手くいかずにどうすればいいのか分からないとのお悩みです。


仕事を探す上での考え方、仕事を通してどのように生きた方が良いのかを、アドラーの観点からご提案させて頂きました。


個人情報に関しましては、保護の為にぼかしをいれます。


あなたのお悩みの解決にも、本事例が役立てましたら望外の喜びです。


Q1. ご相談

初めまして。

・年齢 23歳

・性別 女性

・職業 転職活動中

・今後どうありたいのか

   仕事がしたい。

 

・ご相談内容

   4月から働きたいです、ですが雇ってくれるところが見つからず、私は社会に出て働けない人間なのかと、事務職を目指していますが目指してはいけないのか、需要のない人間なのか、生かされてるからには生きていかなきゃいけないしそんな事を考えてる自分がおかしいのも分かっていますが、涙がとまりません。普通の、ごく一般的なそんな生活さえもできることができない人間なのかと。


もちろん、自分の中の目標を下げ、働くことだけを考えたら仕事はたくさんあります。やはりそこまで下げてプライドを捨てて感情も捨ててその選択肢を選ぶべきなのでしょうか。


ここ2ヶ月転職活動をしています。10社ほど受けましたが落ちました。新卒で就職し、4ヶ月で辞め、単発の派遣を2個ほどやった後に元々学生の時に5年ほどアルバイトをしていた所に出戻りして1年7ヶ月働き、今に至ります。


こんな経歴、それは誰も雇ってくれないですよね。

・問題だと思う点

そもそもの考え方。

努力が足りない。

努力の仕方がわからない。何を今頑張ればいいのか、考える事ができない。知識不足。

計画力のなさ。

行動力のなさ。

伝える力。

話す力。

自己分析出来ていない。

 

長文失礼致します。

返答頂けたら嬉しいです。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


ご連絡下さり誠にありがどうございます。


就職活動をしても、なかなか上手くいかずお困りのようですね…


あなたの経歴を拝見しましたが、再就職するのには全く問題がないと思います。仕事を探すのにあたり、プライドを捨てて仕事を選ばないといけないのかとのことですが、どのレベルの待遇をお求めなのか次第です。


ただ、残念ながら自分の望むような待遇を全てにおいて手に入れることができる会社自体も少なければ、そういう会社に入れること自体もむしろ珍しいものです。


世間的に良いとされる待遇や会社に入れないのは別に不幸でも何でもありません。


アドラーは承認欲求の否定を提唱しており、他人から認められる、つまりここで言うと世間から認めてもらえるような会社に入ったり、待遇を得ることを目的とするべきではないと言うことになります。


他人の目を気にして就職先を選んだり、働き方を選択することは、世間や他人が良しとする生き方を、自分が良しとする生き方よりも優先してしまうことになり、自分の人生が生きられません。


自分の気持ちを満たすことができるのは、自分だけです。他人の人生を生きることになれば、変わりやすくていい加減な他人からの評価に惑わされて、満たされることのない気持ちを抱えたまま生きることになってしまうとアドラーは警鐘を鳴らしています。


あなたの場合で例えるならば、先ずは本来の自分がどのように生きていきたいのかを考えてみて、自分が入れそうでいて納得できる仕事に就くことを考えてみましょう。雇用形態はアルバイトでも何でも問題ありません。


ある程度の期間、一生懸命打ち込んで実績と経験を付けてから、より大きなチャンスを望むのなら大手の会社であったり、専門的なプロフェッショナルな場所を身を移すという選択肢もあります。


「やりたいこと」か「やりたくないこと」というよりは、「できること」か「できないこと」なのかを軸に今を見て、「できること」の中で妥協できることをやりながら「やりたいこと」に挑戦していくと未来が拓けてくるだろうと思われます。


極端に自己肯定感が低い状態では、本来できることでもできないと思い込んで失敗してしまったりしてしまうので、できるかどうか分からないけど、やれるだけやってみよう!という心意気を持つようにしましょう。


アドラーは、「今、ここ」を真剣に、丁寧に生きることを推奨しております。アドラーは人生を「今の連続体」であると捉えており、「今、やれること」を大体の方向性を定めて真剣に生きることで良い未来が待っていると考えます。


結果だけが全てではなく、その過程もまた人生なのです。夢や目標の実現の為に必死に生きる過程にだってワクワクできたり、成長を実感したりと楽しめることがあるのです。


自分のプライド、結果はひとまず置いておいて、やれそうなことの中から自分の目指す未来がありそうなことに全力を尽くしていくことが良いのではないかと思われます。