ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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嫌われることは、不幸ではなく幸運

名著「嫌われる勇気」で有名になったアドラー心理学ですが、多くの人達はこのタイトルである「嫌われる勇気」のイメージの通りにアドラーは嫌われることを推奨する人物なのだろうと思われていると思います。


このタイトルは少し誤解を招いてしまっており、嫌われる勇気というよりは本質的には嫌われることを怖れない勇気を持つことをアドラーは推奨しております。


本記事では、多くの人達が洋の東西、時代を問わずに悩まれている人から「嫌われる」ことについて、アドラーの観点から気にならなくなる考え方をご紹介させて頂きたいと思います。


あなたは今まで「こんなこと言ったり、やったりしたら嫌がられて嫌われてしまうかも…」なんて心配しては自分を押さえ付けてしまったご経験を何度もしてきたと思います。


もちろん、人は1人では生きていけませんし、組織などの複数の人間が集まるような場所では、マナーを守り時には自分の言いたいことや、やりたいことを我慢して周囲の人達に合わせなくてはならない時もあります。


ただ、何も考えずに嫌だけど仕方ないからと他人に合わせたり、周りに無定見に流されてたりしてはいけません。


誰かに嫌われないようにすることは、誰かに認めてもらおうとすることと同じですし、認めて欲しいという承認欲求に強く持ち過ぎてしまうと他人の人生生きることになってしまうとアドラーは警鐘を鳴らしました。


あなたでないと満たせない、あなた自身の気持ちを満たすことは難しくなります。

 

嫌われることを怖れると、こんなデメリットまであるのです…


また、アドラーは課題の分離を提唱しており、これは他人と自分の課題を分離して、他人が自分をどう思うのか、他人がどう生きるのかは他人の課題であり、それに対してこうするべきだ、ああするべきだと指図をしたり、悩んだりすることは自分の課題では無いので本質的に無意味である。


よって、自分の課題に専念して他人に自分の課題への介入を許さず、自分からも相手の課題には介入しないようにしましょうという考え方です。


このアドラーの課題の分離に則れば、他人が何を言ってきても、どう勘違いしてきても、嫌ってきても、それは相手の課題なので自分ではどうにもならないので割り切りましょうという考え方ができます。


ただ、どうにも無視されたり、嫌そうな態度を取られるのは気持ちの良いことではありませんし、これに悩まされることを完全に無くすのは難しい…と思われる人は多くいらっしゃいます。


そこで、こんな考え方はいかがでしょうか?


マナーを守った上で、あなたが自分らしく振舞っていて、それであなたを嫌うような人達は、そもそもあなたとは合わない人達と捉えることもできます。


どう誤解されても、嫌われても、それで相手から離れていってくれるのなら、むしろこれはあなたの幸運でしかありません。


あなたが苦手な人、これからあなたを苦手になろうとしていた人の方から離れてくれているのですから。


あなたが自分らしくしていて、そんな自分を嫌ってくる人となんて、そもそも仲良くなりたいですか?


あなたを嫌う人に嫌われても、あなたは何も困る事はありません。


無視されたら、無視し返せば良いのです。


アドラーは他者との相互理解が幸福への道だとしていますが、世の中にはあなたを傷つけることを目的としてあなたに近寄る人間が少なからず存在します。


どんなにあなたが頑張っても、相手にその気が無いのなら分かり合うことなんて不可能です。


分かり合えない相手と分かり合おうとして、振り回されてはいけません。


要するに、自分らしくして嫌ってくるような人とは上辺だけでお付き合いしておき、自分らしくしていて嫌ってくるような人と仲良くなる意味は無いので、気にかける必要は無いという考え方をすれば「嫌われることを怖れない勇気」が手に入るのではないでしょうか?