アドラー心理学サロンです。
あなたは職場の上司や先輩から、「早く仕事を終わらせろ!」、「まだ結果は出ないのか!」などとうるさく急かされて心を乱されてしまった経験はありませんか?
本記事では、こうした良くある仕事の速さを求められるものの、仕事の質が落ちてしまい結局怒られてしまう良くある仕事でのお悩みについて、どう考えるべきなのか解説させて頂きます。
働いている以上、このような経験をすることは一回や二回ではないことでしょう。こうして急かされると、早く終わらせる事ばかりに意識が向かってしまい、ついつい雑な仕事をしてしまってはその仕事の結果に怒られてしまうこともあります。
基本的には、どこの会社の上司も自分の役割を果たす為には部下に対して結果を求めます。
あなたに指示を出した上司が、またその上の上司からせっつかれている可能性もあります。
そうした背景から、余計に部下に対して激しくせっついているということはとてもよくあります。
ただ、こんな時でも気持ちを落ち着けて仕事をするには、雑な仕事をしてでも結果を形式上出すべき時もあるかもしれませんが、「質」を担保できる仕事を心がける事です。
大切なのは、「早く」やろうとすることではなく、「結果を出す」ことです。
焦って仕事をして結果を出せないのではいけません。
上司の「急げ」や「早くしろ」という言葉に惑わされずに、しっかりと結果を出すことに集中すれば良いのです。
結果をしっかり残しておけば、上司や先輩の機嫌を余計にこじらせることもありません。
そのうち、あなたほ仕事のスピードも向上して、急かされることも無くなっていくことでしょう。
また、その仕事自体がどうしても苦手なものであったり、理不尽な要求をされてしまうこともあります。
そんな時には、上司に相談して仕事の割り振り方を変えてもらうようにする必要もあります。
仕事の話ですので、感情的にお話をしても受け入れてもらえることはありません。アドラーは大人ならばどんな時も理性的に話をするべきだとしています。
理性的に話ができれば、「自分にはこの仕事はこなせない」という後ろ向きな話をしても逆に評価してもらえることだってありえます。
理性的に、「なぜ、どのようにできないのか」を説明した上で、「どうすればできるのか」という話ができればネガティブな印象を与えることなく前向きに捉えてもらうことが可能です。