アドラー心理学サロンです。
あなたは誰かに嫌われてしまった時、どうやって嫌われてしまったと判断されていますか?
実は、他人が自分を嫌っているのかどうかなんて、案外分からないものです。
「嫌よ嫌よも好きのうち」と言われる通り、嫌いだと言ってきておきながら、まんざらでもない人もいます。
本記事では、あなたを本気で嫌う人がどんな人間なのか、また本気で嫌ってくる人とはどのように接するべきなのかを解説させて頂きます。
本当に嫌いなら「あなたのこと嫌い」なんて人間は伝えません。
相手に不快な思いをさせたい人間心理の背景には、構って欲しい欲求があるものです。
本気であなたのことが嫌いなら、徹底してあなたと関わらない、あなたを視界にも入れないようにする努力をするのです、!
本気であなたを嫌う人は、善人ぶっていて、あなたの気付かないところで根回しをして、あなたを排除しようとします。
人間、嫌いなのに嫌いな人に「嫌い」と伝える心理として、構って欲しい欲求か、もしくは相手に対する執着心があったりします。
「あなたが嫌い」という言葉や態度には、むしろ「こうあって下さい」という自分の願望の押し付けに等しい依存心があったり、自分が軽く見られているのではないかという恐怖から、より強く嫌いな人に自分という存在を認識して欲しいという心理が見え隠れします。
嫌いアピールしてくる人には、話し合いの場を持ったりして分かり合う努力をしてみる価値があります。
もちろん、分かり合えないこともあると思いますが、お互いに求めることを話し合うことで調節し、相互理解ができることも多いものです。
なぜなら、あなたを諦めている訳ではなく、「こうあって欲しい」とあなたに期待や依存をしているからです。
つまり、あなたのできることと、相手のあなたに求めることを上手くすり合わせれば良好な関係を持てる可能性が充分にあるのです。
しかし、本気であなたを嫌っている人は、あなたに対して自分があなたを嫌っていることを隠そうとしています。
下手に分かり合おうとすることは、余計に恨みを買ってしまったりすると危険ですので、基本的には相互理解をする努力よりも、できるだけ関わらない努力をした方が賢明です。
話し合いできそうでいて、いざ話し合っても全くあなたを理解するつもりがなく、適当に話を合わせてきたり、流してくる可能性があります。
こうなると、もう手の施しようがありません。
あなたが何をしようと、どれだけ努力をしようと、相手にあなたを受け入れようとする気が無いのなら、ただあなたが膨大な時間と労力を無駄にするだけの結果になることがほとんどです。
あなたが自分を犠牲にしない範囲で、できることをやってみて、それでもどうにもならないのなら割り切ってしまいましょう。