ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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子供が産めない女は捨てられる⁉️

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報に関しましては、一部にぼかしを入れております。


今回のご相談は、病気によって子供が産めない身体になってしまい、結婚しても捨てられてしまうのではないかと不安で、今後の人生の展望が見えないとのお悩みです。


アドラー心理学の観点から、結婚についての考え方と、人生を前向きにより良いものにしていく為の考え方や他人と自分を比べてしまう癖を克服する方法について解説させて頂きました。


あなたの悩みの解決に、本記事が少しでも役立つことができましたら幸甚です。


Q1. ご相談

・年齢(年代でも可)

40代前半

・性別

・職業

パート

・今後どうありたいのか

不安を感じず幸せになる生きていきたい。

・ご相談内容

アラフォー未婚女性、過去にかかった病気により子供が産めない身体です。(それ以外は健康)歳下の彼氏はいますが、たとえ結婚しても子供は持てません。

 

貴理子さんの離婚理由のように、自分の子供が欲しくなったと数年後に捨てられるとしか思えません。また、彼と別れたあと、不妊や年齢の事もあり結婚出来るような人とお付き合いできる自信もありません。

 

子供もおらず親戚とも疎遠、友達も少なく、親が亡くなってしまったら将来入院や転居などの際の保証人もいません。

 

低収入で学歴も無いので人生この先が真っ暗で不安しかありません。

 

その割に、子持ちの知人などと会うと見栄を張ってしまいます。どうしたら良いでしょうか?


・問題だと思う点

女として、人間として、自分は終わってると思ってしまう自分自身。そのくせプライドは高い点。


A. 回答

子供が作れない身体であるとのことですが、そのことは既に彼氏さんは知っているのでしょうか?


あなたが子供を作れない身体であっても、それは性格や外見の好みの問題の一つでもありますので、気にされない男性も多いと思います。


たしかに世の中には、子供が産めないからといって結婚後に奥さんを捨てる男性もおりますが、全体のほんの一部でしかありません。


身近な人や有名な人で同じようなことが起きていても案外、原因は他のことにあったりしますし、真相は分からないものです。


「できないこと」に注目するよりも、「できること」に注目して自分の今後を考えて行動するようにした方が前向きになれます。


心理学者アドラーの課題の分離で考えれば、子供が作れない身体であることを彼氏さんがどう思うのかは、彼氏さんの課題です。


もし彼氏さんがそのことを良く思わないのであれば、話し合ってあなたなりの他の魅力を伝えて考え直してもらう努力をすることができます。


彼氏さんの考えを変えることはできませんが、変えてもらえるように努力することはできます。


むしろ、子供が産めない身体だからといって関係を終わらせようとする男性なら、結婚しても上手くはいかないかもしれません。


結婚は、家庭を持つためにするものではなく、好きな人と一緒に居たいからするものなのです。


子供が産めないからとお付き合いしている女性を捨てる男性は、人間への好意よりも「機能」を優先している傾向があります。


たとえ結婚しても、ギクシャクした自分らしさを制限した上で成り立つ関係性になってしまう可能性がありますので、あまりおすすめしません。


あなたの他の魅力を理解しようとしてくれないのなら、尚更です。


恋愛も結婚も、ご縁です。


結婚するかしないかはあなたが決めることであり、しないといけないものではありません。


本当に、あなたは結婚されたいのですか?


本心から、一緒に居たいと思える男性がいるのなら話は別ですが、居ないのなら無理して結婚する必要はありません。


他人が結婚をどう思うのかはよりも、自分が結婚をどう思うのか、自分の結婚観を優先しましょう。


他人が自分をどう思うのかはあなたの課題ではなく、他人の課題です。他人には自分の課題への介入をさせてはいけません。


今後の人生についてですが、日本社会には最低限の生活を保障する生活保護という制度があります。


あなたには生存権が保障されており、生きていけるのかどうかは本来は悩む必要が無いのです。


人様に迷惑をかけないようにという心がけは必要ですが、誰にも迷惑をかけないで生きることができる人間は存在しません。


取り敢えず、今やれることをやっていくようにされてはいかがでしょうか?


どんな人であっても、人はその時自分にやれることしかできません。


結果がどうなるのかは、あなたが今、何をするのかによって未来はどうにでもなります。


一先ず、「今、やれること」に集中して、やれることを全力でやって、後は成るように成ると考えるようにしましょう。


ネガティブな考えを持ち、ネガティブな態度で何かをやれば、できることもできなくなってしまいます。


脳科学的にも思考の幅がネガティブ思考によって狭められてしまうだけではなく、ネガティブな態度の人には良い人は近寄ってきませんので、良い機会にも恵まれません。


「今やれることを全力でやろう!」の姿勢で生きれば、最悪の事態になることはありえません。


むしろ、あなたの思っている最悪の事態は、存在しないのです。


他人と自分を比較してしまわれるようですが、自分と他人を「上」か「下」かで比較してしまっていませんか?


大切なのは、自分が過去の自分よりも、一歩でも「前」に進めているのかどうかです。


「理想の自分」に少しでも近づけているのか?、こう考えることで、無闇に他人と自分を比べてしまうことで、心を乱すことも少なくなります。