アドラー心理学サロン

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何でも自分のせいにすると、ストレスが無くなる⁉️

アドラー心理学サロンです。


変えられない他人のことに悩んで、「何でこうしてくれないんだ、ああしてくれないんだ」、「あいつがいるせいで迷惑して気分が悪い」なんてぐるぐると嫌なことを考えては疲れ果ててしまったことはありませんか?


実は、何でもかんでも自分のせいにするようにした方が、最初は勇気が必要かもしれませんがストレスが無くなり、とても気楽で、余計な雑念が無い生活を送ることができます。


本記事では、他人のことで悩んでしまうあなたに向けて、気楽に生きる考え方をご紹介させて頂きます。


コントロール


人間には、様々な欲求があります。


人間の持つ欲求の中でも、生存に関わる食欲や睡眠欲よりも大きな欲求は実はコントロール欲なのです。


コントロール欲とは何かというと、自分で自分のことを決めたいという欲求です。


私達は幼い頃から、自分で自分のことを全て決められない環境におります。適齢になれば幼稚園や保育園に通うことになったり、学校に通ってその後、働き始めます。


全て、望むと望まざるとに関わらず、自分の人生を誰かに管理されてきたのです。ただ、その中でも自分で選択できる余地というものがあります。


親の保護下にいる子供のうちは難しいにしても、大人になれば自分でどう生きるのかを決められる裁量権が広がりますので、好きな仕事に就いたり、やりたいことをやれます。


働かされているという支配された状態では、かなりのストレスを人間は感じますが、自分でやりたいからと働いている状態では、人間はストレスを感じません。


他人からすると非常にハードで大変そうに見えることでも、自分は楽しんで時間が過ぎるのを忘れて熱中していたことが、あなたにもあるのではないでしょうか?


そう、人は自分が望まないことをやることが一番のストレスであり、疲労や病気の大きな原因になるのです。


他人のことや、身の回りの環境、自分の生い立ちなどに悩むことは、自分ではどうにもならないことに支配されている感覚を覚えてしまい、あなたに多大なストレスを与えてしまうのです。


すべてを自分のせいにする


もちろん、世の中には自分でコントロールできることと、コントロールできないことがあり、やりたいことだけやって生きていくことはできません。


ただ、「自分がコントロールできる」ことを意識的に増やしていくことや、自分でコントロールできることに集中することで、どうにもならないことに悩み苦しむことを減らすことができます。


簡単に言うと、すべてを自分のせいにするということです。


たとえば、職場で仕事ができなくて迷惑な人がいたとします。その場合に、その人にいらだってはあら探しをして欠点ばかり見つけて陰口や悪口を叩いたり、いじめたりしても余計にストレスがかかるだけです。


他人が仕事を辞めるのか辞めないのか、成長するのかしないのかは相手の課題であり、あなたが決めることではなくて最終的には本人が決めることだからです。


上記は、心理学者アドラーの「課題の分離」という考え方となりますが、変えられない他人のことに悩んでしまうことは自分の課題に加えて他人の課題まで背負いこんでいることと同じことになってしまうのです。


つまり、先の例で考えると仕事ができなくて迷惑な人がいたとして、自分の仕事が上手くいかないことや、自分の心が乱されている原因を、仕事ができないその人のせいにすると、自分ではどうにもならないことに振り回されて、余計に自分がストレスを抱えることになるのです。


本当に自分の仕事の支障が、仕事ができない人によるものであったとしても、他人のせいにしていたらずっとあなたはそのまま仕事が進まない人になってしまいます。


なぜなら、あなたではどうにもならないからです。


あなたにできることは、仕事ができない人に仕事を教えてあげたりと成長を促してあげることであったり、上司と相談して対応を求めたりすることくらいなのです。


最終的にどうするのかは、相手の課題になりますが、あなたは自分のできることをやっていくしかありません。


できることをやってもどうにもならない場合には、あなたが決める転職するなど不利になるようなこともあるかもしれませんが、そのままどうにもならないところにいるよりは良いでしょう。


この話は、ご自身が育った環境にも言えることです。


「自分の家は貧しくて、親から満足に愛情や教育を受けることができなかったから、自分はダメでも仕方ないんだ」と考えている人は世の中とても多くいらっしゃいます。


たしかに、世の中にはとんでもない親が存在します。ただ、親といっても人間であり、完璧な存在ではありません。


どんな家庭にも、大なり小なり問題はあるものです。問題の大きさも、種類も、それぞれです。


一つたしかなのは、家庭環境のせいにして自分の人生が上手くいかない原因にしてしまっていると、あなたは変わることができないのです。


どんな環境にいても、「自分でやれることはないのかな?」という視点を持って、常に自分にできることをやっていきましょう。


「他人が~」、「周りが~」という話をして、他人のせいにばかりしていても、周りがあなたに合わせてくれることなんて永遠にありえません。


世界は、あなたの為のオーダーメイドではなく、誰にとっても不都合なことの多いものなのです。


様々な不都合な現実を自分がどう捉えて、自分がどうするのかを大切にしましょう。


心理学者アドラーは、この世界には事実なんて存在しておらず、すべては主観的な解釈でしかないという言葉を残しております。


客観的な事実に見えても、客観性なんてそもそも個人の主観の中で捉えられた範囲のものです。


つまり、あなたがどう捉えて、どうしていくのかを考えなくては、他人に支配された世界で生きていくことになってしまい、あなたは自分で自分のことを本当の意味で決められないままに生きていくことになってしまうのです。


自分のコントロール欲を満たせるように、自分でどうにかできることに、自分が望む方向に向けて集中していきましょう。


それこそが、自己責任で生きて、自由に幸せな人生を生きる鍵なのです。