アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。
個人情報に関しましては、一部にぼかしを入れております。
今回のご相談は、ご主人様から元妻の話を聞かされ続けて精神的に滅入ってしまい、どうすればいいのか分からなくてなってしまったとのお悩みです。
アドラー心理学の観点から、ご主人様からの言葉の暴力を受けた場合の対処方法について助言させて頂きました。
あなたの悩みの解決にも、本記事が少しでも役立つことができましたら幸いです。
Q1. ご相談
バツイチ同士で再婚した夫が元妻の話をしてきます。
散々、辞めてほしいと伝えていましたが、大して傷つか無いだろうと思ったみたいで、辞めてくれず続きました。離婚理由とは関係ない話です。
産後に、元妻は完全母乳で育てていた事、産院はこのような方針の病院だった等の話をされ、何かが壊れてしまいました。
眠れなくなり、食べれなくなり、食べたら吐くようになりました。
そのような様子を見てから、さすがに元妻の話はなくなりましたが、私の中で毎日頭の中で言われたことがリピートされ離れませんし、苦しくて仕方ありません。
それでも子供がいるので何とか関係を良くしようと努力しますが、落ち込み夫に当たり、元気に過ごしたり、また落ち込んだり、の繰り返しで起伏が激しくなり、そんな私に夫も不満が溜まっているようで、毎日喧嘩の日々です。
どうすれば気持ちの出口が見えるのか、わかりません。
夫は基本は優しく子煩悩です。
ですが一緒にいたら苦痛が伴います。
ひねくれた事をいっている自分が醜く嫌です。
毎日自分は2番だからと言いながら泣くのは
もう辞めたいです。
どうぞよろしくお願い致します。
A. 回答
気付かないで言葉の暴力を振るい続けてしまう人はたしかに多いですね。
ご主人様が本当に元妻の話をすることで、あなたが苦しんでいることをちゃんと理解していないのかもしれませんね。
そのことについての謝罪や反省等はご主人様はされていますか?
家族であれ、親友のような関係であっても、言っていいことと悪いことがありますので、あなたが言われてきたことは言葉の暴力と言えます。
すっきりと結局が付いていないと、なかなか人間は物事を忘れることはできません。「また同じようなことを言われたら…」という煩悩が見え隠れしてしまうからです。
ご主人様の口から、「本当にごめん。もう二度と君の気持ちを蔑ろにした発言はしないよ」と言わせるくらいまで、理解させて反省させるくらいでないとなかなかあなたの気持ちが収まらないかもしれません。
あなたのご主人様のような方には、繰り返ししつこく「自分がどれだけ落ち込んでいるのか」、「どれだけあなたの話で傷付いているのか」を伝えていく必要があります。
既に本当に理解しているのなら、しつこく問いただす必要はありませんが、理解していないのならしっかりと認識させましょう。
何度も説明しても駄目な人は存在しますが、説明の仕方を工夫してひたすら事あるごとに、もしくは機会を設けて話をしていく必要があるように思えます。
むしろ、伝え続ける以外に方法はありません。
あなたがどうにも辛いのなら、離婚や別居などの物理的にも心理的にも距離を取るような手段しか残されていません。
子供がいるからといって、ご自身を消耗させ続けることは得策ではありませんので、あなたがどうにもやれることもやり切っていると自覚できて、どうにも限界なのであれば仕方ありません。
お子さんのお気持ちを優先される母親としての思いやりは大切ですが、その前にご自身が壊れてしまってはどうにもなりませんし、お子さんもお母さんが壊れるなんて離婚するよりももっと傷付きます。
むしろ、嫌悪感がどうにも拭い去れないのであれば、どんな関係性の相手であっても、一度距離を取るようにされた方が良いと思われます。
お話を伺う限り、あなたは何にも悪くないと思います。傷付けられたのはあなたですし、あなたはひねくれている訳ではありません。
今は取り敢えず、家族よりも自分を大切にして今後のことを考えられることをおすすめします。
今のあなたのお気持ちを、そのままご主人様に伝えて話し合ってみましょう。あなたは自分を抑え込み過ぎていて、自分を責め立て過ぎています。