アドラー心理学サロンです。
誰かに自分のことを理解してもらいたいと思って、一生懸命に自分の話をしたり、行動を取ってもどうにも理解してもらえないと悩んだ経験は、あなたにもありませんか?
理解してもらいたい相手は、友達であったり、家族であったりと様々です。
自分を理解してもらえないと、信頼関係を築くことができずに、疑心暗鬼になってしまって息苦しくなりかねません。
本記事では、自分を理解してもらう効果的な方法について解説をさせて頂きます。
「誰も自分を理解してくれない…」と一人で悩んでいるだけでは自体は何も変わりません。
みんなの前で、「私はあなた達が思っているような人間ではなくて、本当は~なの!」と演説しても理解してはもらえないでしょう。
そもそも、そんな演説ができる人は多くはありません。
良い人間関係を築き、誰かと信頼し合えるようになるには、あなたから自己開示をする必要があります。
自己開示とは、自分のことを知ってもらうように、自分の趣味嗜好などのプライベートなところを相手に伝えることです。
心理学用語ではありますが、先に自己開示をすることは相手に心を開かせるのに効果的なアプローチであることが心理学的に立証されております。
心理学の自己開示の法則に基づいて、どんどん自分の話をしてみましょう!
それから相手にも軽くプライベートな質問をすれば話してもらいやすくなり、グッと距離を縮めることができます。
心理学には返報性の法則という、相手にしてもらったことを自分もしようとする人間心理の性質があるとしています。
返報性の法則によって、あなたから自己開示をすることによって、相手もあなたに心を開いてもらいやすくなります。
ここで注意が必要です!いきなり、あなたの生い立ちや、過去の暗いディープな話はしないようにしましょう(笑)
あなたもあまり話したいことではないのと同様に、相手も話したくないので返報性の法則も相まって、話したくない感が強まってドン引きされてしまいます!(笑)
返報性の法則によって相手に心を開いてもらおうとしたものの、それが裏目に出てはどうしようもないことですので(笑)
初めは取り敢えず、いきなり誰かに自己開示をすることには抵抗があると思いますので、誰か一人、自分の気持ちを打ち明けられるような人を見つけてみましょう。
どこにでも、一人くらいは自分と気の会う人や、話しやすい人がいるはずです。
そうした人が一人見つかれば、自己開示をしてみて、返報性の法則を利用して積極的に関係を深めていきましょう。
一人と信頼関係が築ければ、その人を仲介役に良い仲間に恵まれます。
無理に自分を受け入れてもらう為に、明るくて社交的な人物を演じていても疲れるだけです。
受け入れようとしてもらうあまり、他人の都合の良い人間になってしまうと承認欲求を満たそうとするばかりで自分の人生が生きられなくなる恐れもあります。
アドラー心理学が危惧する、承認欲求によって他人の人生を生きることにもなりかねません。
自己開示の法則や返報性の法則などの心理学の法則を活用することは、人間関係を円滑にする為にとても役立ちますが、心理学の法則は万能ではありません。
全てにおいて、心理学が当てはまるとは限らないのです。
何よりも大切なのは、好意的な態度で「自分を理解してもらいたい」、「あなたのことを知りたい」と思い、「あなたが好き」という心構えでいることが相互理解には大切です。