アドラー心理学サロンです。
あなたも一度は、学校や職場での人間関係に悩まされて辛い思いをした経験があるのではないでしょうか?
本記事では、人間関係が上手くいかないとお悩みのあなたに向けて「バカと関わらない技術」、バカというと語弊がありますが、苦手な人と賢く距離を取って立ち回る技術について解説させて頂きます。
他人と上手く距離を取ることができない人は、相手のことをあれこれと気にしては頭がいっぱいになり、どうにもならない他人に振り回されて余裕を無くしてしまいます。
そうなると当然、仕事に100%の力を注ぎ込めず、挙句の果てには他人から仕事の妨害を受けてしまうことになります。
その結果、仕事以外のプライベートな生活でも不安にさいなまれてしまい、ストレスを抱え込んで人間関係に絶望してしまいます。
アドラー心理学では、すべての悩みは人間関係から生じるとしており、一見すると何の関係も無いようなことまで、回り回って何らかの人間関係が原因で悩んでいることも多いのです。
特に職場での人間関係のストレスは計り知れません。
無茶ぶりな要求をしてくる上司や、何を考えているのか分からず、どう扱うべきなのか判別できない同僚に取引先などなど…
嫌いでも、どんなに嫌でも関わらざるをえない人たちと無駄な争いを起こさずに、賢く立ち回るには、割り切りと第三者視点が大切です。
まず初めに、世の中のすべての人たちと仲良くなったり、理解し合えることはありえないと割り切っておくことです。
人間はどうしても生まれ持った「性格」やこれまで経験してきたこと、立場の違いなどから「相性」が存在します。
長らく農耕民族で集団生活を正義としてきた日本社会では、良好な人間関係を築けない人を悪者扱いする風潮があります。
封建制の名残のような、典型的な村社会気質を色濃く残している為、多くの人たちが人間関係の和を重んじないといけないと勘違いしています。
必ずしも、みんなと仲良くなる必要は無いのだと割り切りましょう。
第三者視点を持つとは、バカと遭遇してしまった場合には相手を自分と同じ人間だと見なしてはいけないので、動物として見なすべきということです。
決して見下すべきという意図では無く、分かり合えない人でいて、どうしても関わらざるをえないのだとしたら上手く付き合おうとしたり、自分を押さえ込んで仲良くなろうとしてはいけません。
「野生動物に襲われないようにするにはどうするべきなのか?」
「どうすれば野生動物を手なずけることができるのか?」
自分と同じ土俵で相手を見ずに、目の前の野生動物の生態系を観察して、噛まれたりと攻撃されないようにして距離を取るのです。
あなたは野性のクマやイノシシの存在を、襲われたからって憎んだりすることはあるでしょうか?
災難だった…くらいで余程の大怪我を負わされたりしていない限りは済ませるのでは無いでしょうか?
相手が自分と同じ人間だからといって、自分の気持ちを理解して、思い遣ってくれて当たり前だと嫌いな人にまで期待しているから、憎しみが生まれるのです。
自分と姿形は近くても、生態系も脳みそも違う生物なのだと思うようにすれば、かなりストレスは軽減されます。
少々、乱暴な口調になってしまいましたが、現実的に誰にでも実践できて、即効性と持続性の高い「バカと関わらない、バカを相手にしない技術」をご紹介させて頂きました。
皆さまの、周りにいる自分ではどうにも変えられないバカに心を乱されず、自分らしい満たされた人生を送れる一助となれれば望外の喜びです。