アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を、お悩み事例として質問と回答のセットでご紹介致します。
個人情報に関しましては、一部にぼかしを入れて細心の注意を払っています。
今回のご相談は、絵を描いているものの、自分の絵をみんなに馬鹿にされてしまい、自分のやっていることはおかしいことなのかと疑い始めてしまったとのお悩みです。
アドラー心理学の観点から、みんなに馬鹿にされても、自分のやりたいことをやる為の考え方をご紹介させて頂きました。
あなたの悩みの解決にも、本記事が少しでも役立てましたら幸甚です。
Q1. ご相談
はじめまして。いつもアドラー心理学様のツイートを拝見させて頂いています。
私は小さい頃から絵が好きで、最初は遊び程度で嗜んできましたが、結果を残したいと決意して今、作品を作っています。
ですが、喫茶店で絵の構想を考え、下書きを描いていると、喫茶店のビルのサラリーマン達が囲むように座って絵描きと漫画家の悪口や私の絵が下手くそで、大したこと無いと散々に言われて困惑してます。
因みに絵は本腰をいれて5年間、平日は5,6時間描いて、休日は10時間勉強と作品製作に当てています。いい年をして絵を描く私は精神異常者で気持ち悪い存在なのでしょうか?
絵を描く自由すら与えて貰えないのでしょうか?
長文の相談メールになってしまい、申し訳有りません。ですが、アドラー様にどうしても相談したかったのです。私は間違えているのでしょうか?
A1. 回答
あなたがどんな絵を描こうと、それはあなたの課題であって他人の課題ではありません。
自分の課題には、他人を介入させてはいけません。
アドラー心理学の「課題の分離」で考えると、あなたが絵を描いていようがいまいが、それはあなたの課題であって、あなたの行動によって生じた結果に、他人は責任を取ることができません。
他人が何を言ってこようと、そんなことは気にせずに自分のやりたいことをやっていましょう。
自分のやっていることを嘲り笑うような人達がいるような喫茶店には立ち寄らず、居心地の良い場所を見つけてはいかがでしょう?
何を始めるにも、何をするにも年齢なんて関係ありませんし、年齢が言い訳になることもありませんので、自分が決めたことが自分にとっての正解なのだと信じて突き進むことをお勧めします。
何が正しくて、何が間違っているの、何が正常で、何が異常なのかは、人それぞれの定義次第です。
他人の基準に、あなたが合わせる必要はありません。
あなたはあなたの人生を生きており、あなた自身の価値観があります。
自分の人生を生きましょう。