アドラー心理学サロンです。
人の悪口を言ったり、嫉妬したり、けなしたり、責めたりする虚しくて浅ましいことを考えること自体が、その対象となる相手よりも自分自身を強く傷付けています。
「悪口を言ったり、他人を傷付けたり、陥れるような人には必ずその報いがある」
こんな話を、あなたも一度や二度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
まさにその通りなのです。
青臭い正義を振りかざすつもりも、非現実的な道徳的、宗教的な主張をするつもりも一切ありませんが、心理学的に実証されている事実なのです。
なぜかと言いますと、自分の思考や行動、言動は、望むと望まざるとに関わらず、自分の潜在意識に深くインプットされていくからです。
潜在意識というのは、無意識的に自分の行動に影響を与えて自分という存在を作り上げている意識のことであり、自分が自覚している顕在意識とは区別されます。
先ずは、潜在意識と顕在意識の違いについて紹介させていただます。
潜在意識は無意識と同義語で、生命を維持する活動である呼吸や食事、睡眠などの習慣は潜在意識レベルで行われている活動となります。
顕在意識は自分で自覚ができている意識のことを表しており、「今日は早めに寝よう!」などと意識して行う活動は顕在意識によるものです。
アドラー心理学では、無意識と意識を包括する全体としての"私"を取り扱うので、潜在意識の話をするのは少し変なのですが(笑) 大切なお話ですので潜在意識の機能面については解説をさせて頂きました。
無意識的に当たり前のように行なっている生命活動を司る潜在意識は、前述の通り普段話している言葉や日常生活レベルでやっていること、ぼんやりと少しでも考えることに非常に敏感に感化されてしまいます。
例えば、いじめをしている学生がいたとして、その人達は暴力を振るったり、人の嫌がることをしたりとネガティブなことばかりを考えては、積極的に行動に移しています。
こうした人達は、相手よりも自分自身を傷付けている可能性がかなり高いのです。
なぜなら、潜在意識は暴言を吐いた時の言葉の主語や、暴力を振るった加害者と被害者を区別できないからです。
つまり、知らず知らずのうちに、他人に八つ当たりをして憂さ晴らしをしているように見えて、自分の自尊心を痛め付けては潜在意識に「自分の愚かさ、惨めさ」を大量にインプットしているからです。
他人から言われたことは、自分には影響はあっても最終的にどう思われようと、何を言われようと、どんな気持ちでどんな行動を取るのかは自分で決めることができます。
しかし、自分でやったことは、自分の生命活動を司る程に強烈なエネルギーである潜在意識によって、ネガティブな思考、行動、言動をひたすらに引き起こしては、同じ部類の人種を引き寄せてしまうのです。
つまり、すべては科学的に自分に返ってきてしまうのです!
断言します!
いじめや嫌がらせをするような人達は、今後ますますネガティブさに磨きをかけて、まともな人間と関わることができないまま、落ちぶれ同士で傷を舐め合うだけの人生を送ることになります。
どこかで反省して、「他人のせいにしていないで自分のことは自分でやろう。自分が傷付けた人達には深く陳謝し、勇気を持って自分の人生を生きよう!」とまで思えないとまともな人生は送れません。
人の悪口を言ったり、他人に嫉妬してあることないことデマを広めては嫌がらせをしたり、他人のあら探しをしては、欠点を見つけ出してグチグチと文句を付けるような人に幸せな人は1人たりともいません!
そういえ人達は調子に乗っているように見えるだけで、一時の落ちぶれ同士の馴れ合いで自分を安心させているだけ。
言わば、他人を傷付けることは自分の心のリストカットのようなものですね。麻薬にも近い危険な行為なのです。
悪口を言うような人、悪口仲間同士でも信頼し合えていません。「次は自分の番かな?…怖いからもっと弱そうな奴の悪口を自分から言っておこう!」といった具体で永遠に落ち着けることはありません。
幸せに満たされた人生を生きている人に、嫌いな人に執着して暴言を吐いたり、嫉妬するような人は1人もいません!
普段から、自分を大切にして自分の思う悪いことはせず、自分が良いと思うことをしよう。
そうすればあなたは自分の潜在意識を豊かに保つことができて、どんな逆境にも挫けない勇気を得ることができ、自尊心を高く保って満たされない思いをすることはありません。
常に自分の思考、言葉、行動はポジティブになっているところを想像するだけで、何だか幸せな気分になりませんか?
この状態になれれば、幸せで楽しく、自分の意志で前向きに人生を生きる人達の縁にも恵まれます。
自分の潜在意識を裕福にしてあげよう!