ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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コロナウィルスを食い止める為に犠牲になりたいの?

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を、お悩み事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報には、一部にぼかしを入れて保護に細心の注意を払っています。


今回のご相談は、コロナウィルスに感染した患者のいる現場で働くべきかどうかとのお悩みです。

反対を押し切ってコロナウィルスと戦うのかどうか判断できないとのことです。


あなたのコロナウィルスに関するお悩み解決に、本記事が少しでも役立ちましたら幸いです。


Q1. ご相談

こんにちは、いつもTwitter拝見しております。


40代半ばの女性看護師です。


県から新型コロナウイルス陽性、軽症患者を受け入れるホテルへ従事する看護師の募集があり、応募しようかと考えていたら元夫に猛反対され、募集も吐かれました。

 

(2年前に離婚したが、やり直す為日々努力中です)子供もいるのに、なんでわざわざ、陽性のとこへ行こうと思うのか。

 

仕事は他にもあるし。どうしても行くなら出て行けと言われました。すでに私はバイ菌扱いされてるように感じました。

 

コロナの現場で働きたいと言ってなんでこんなに非難を受けないといけないんでしょうか?私は現場で働いてる人に頭が下がる思いです。

 

少しでも力になれれば、また不謹慎かもしれませんが、自分の経験値にもなると考えたのですが、コロナの現場で働きたいと思うのはおかしいでしょうか?元夫の言うことが正しいのでしょうか?ご教授頂けたら幸いです。


A1. 回答


看護師として昨今のコロナウィルスによる医療崩壊に立ち向かおうとする意気込みは尊敬に値します。


元ご主人は子供がいるのに万が一のことがあったらまずいというお考えなのでしょう。


本心は本人にしか分からないことなので、なんとも言えませんが危険を伴うような仕事をすることは誰でも反対すると思います。


放射線被曝の危険性がある福島の原発現場に働きに行こうとする人がいたとして、良く思わない人がいるのと同様です。


命の危険が伴うことをわざわざするなという意図なのは間違いありません。


問題は、あなたが自分で自分の行動をどう思うのかで決めればいいのです。


他人が自分をどう思うのかは他人が決める他人の課題であり、自分が変えられる自分の課題とは異なります。


もちろん、理解してもらう為の努力をしたり、誤解を解こうとすることは自分の課題なので、自分が納得できるまで努力するべきです。


わかり合う努力を最初から放棄して、自分の気持ちばかりを優先するのは良案ではないと思われます。


結局、人は自分の価値観というフィルターの世界を見て、物事を判断してしまう身勝手な生き物です。


コロナウィルスによる現場への影響や危険性、責任を、他人があなたと同じように理解出来るとは限りません。


あなたの元ご主人に限らず、世の中の人達は今は特にですが「コロナ」と付くものには過剰反応する状態にあります。


人々がルイ・ヴィトンGUCCI等の分かりやすいブランドを好むのは、品質が値段相応で本当に良いものだと理解しているのではなく、良いとされているから好むのと同様です。


自分の専門外のことや、大して興味も無く調べようとも思わない、もしくは調べる余力が無い物事の判断基準は曖昧でいい加減なものです。


あなた自身の価値観に従えばそれでいいと思いますよ。


コロナウィルスが蔓延しているであろう現場にわざわざ赴くからには、それなりの覚悟をしておく必要はあります。


行動しないこと、行動することでどちらが後悔してしまう選択なのかを天秤にかけて、コロナウィルス騒動が終息した未来から逆算して考えましょう。


この考え方は、人生の就職や結婚等、どんな選択にも応用できる考え方です。