ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【閲覧注意❗️】お金欲しさにおかしくなった相談者にお説教しました

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を、お悩み事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報には、一部にぼかしを入れて保護に細心の注意を払っています。


今回のご相談は、経済力が無いことへの劣等感に耐えられず、どうしていけばいいのかアドバイスして欲しいというものでした。


人は生きている間に一度はお金に悩むことでしょう。お金と幸せの関係性、お金への悩みとの向き合い方について理解を深めるのに、本記事が少しでも役立ちましたら幸いです。


Q1. ご相談

・年齢(年代でも可):30代前半

・性別:男

・職業:ビルメンテナンス(設備員)

・今後どうありたいのか:

お金が無い状態でも、前向きに生きて行く気持ちが欲しいです。

 

(サラリーマンの給料(20万とちょっと)と、少しだけの貯金があるだけでは、不安なので、何らかのビジネスで生計を立てられる様になりたいと思っています)


・ご相談内容:

ビジネス(転売)のコンサルティングで180万円+80万円を使ってしまい、大した結果も出ずにコンサル期間を終了してしまいまして、この事が、凄く自責の念にかられています(結果を出せなかった罪悪感、なんて自分はバカなんだ…という気持ちです)。

 

使ってしまったものは仕方ないのですが、今後の生活…一生独身なら問題はありませんが、もし結婚する事を目標にするならば、今の経済状況(給料20万と少しだけの貯金)では不安でいっぱいなのです。

 

今の自分では、本当に自信が無いのです。

深刻にならずに済む様な考え方…もしくは励ましのお言葉を頂けますと、ありがたく思います。


・問題だと思う点:

経済力の無い自分への劣等感。

(大金を使って学びを得たにも関わらず、結果が出せなかった罪悪感。

今の経済力では結婚する自信がなく、出来たとしても捨てられる事を考えてしまう、劣等感。)

…これらが問題となります。


A1. 回答

あなたの問題点は、お金があれば何でもできると思い込んでしまっているところなのかもしれません。


お金があろうと無かろうと、幸せになれるのかどうかは全くの別問題ですし、お金があれば結婚ができるのかというとそうではありません。


たしかに、今のあなたにとっての理想の幸せな生活や結婚には、それなりのお金がかかるのかもしれませんが、幸せとお金、結婚とお金にはそもそも何の関係性も無いのだということを理解しましょう。


お金があれば幸せになれて、自分に自信が持てるのかというと、例えるなら経済力の低さに過度の劣等感を持っていると、どれほどの大金を手にしても更なる大金を求めて劣等感に苦しみ続けることでしょう。


経済力への劣等感しようとするよりも、劣等感とどのように付き合っていくべきなのかを考えてみましょう。


劣等感は健全に扱えば、自分の成長と幸せにつながる原動力にもなりますので、一概に悪いものではありません。


不健全に活用してしまうと、お金絡みですと悪質な詐欺や商売に手を染めてしまったりします。もっと悪くなると、他人を傷つけたり犯罪を犯すようなマネをしてしまうかもしれません。


健全に向き合う方法は人によっていくらでもありますが、まずは自分の好きな仕事に真剣に打ち込んでみてはいかがでしょうか?


お金は何かに熱中して、結果に対する副産物として得られるものなので必ず報われる時がきます。金額の大きさは分かりませんが、これさえやっていれば自分の心は満たされると思えるくらいの何かを探すというより自分の中で見出すのです。


多少脱線しますが、世の中の富裕層やお金を持っている人達はお金を自分のやりたいことに必要な道具として捉えている人が大半で、お金の為に努力した人は見たことがありませんし、お金に執着の強い人はお金持ちになりにくいです。


やりたいことに全力で打ち込んで、そこに共感する人達がいてはじめてお金は集まるものです。


安易にお金を儲けようとして、「儲け話」に首を突っ込むと大抵は大火傷をするだけの結果になります。


今の仕事にどうしてもやりがいを感じられないのなら、とにかく学歴や職歴といった言い訳をしないでやりたいことに向かって行動を始めてみましょう。


もし、難しいのなら足るを知ることです。

「あれがない、これがない」と現状に文句をつけているようでは、目の前の幸せは見つかりませんし、今あるものに感謝して自分で自分の心を満たせない人はお金持ちにも幸せにもなれません。