ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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他人ごとではない梅雨うつの恐怖

梅雨の時期に入りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

今回のテーマは「梅雨うつ」について書かせて頂きます。

 

実は梅雨の時期はうつ病になりやすいことを、あなたはご存知でしたか?

「ジメジメしていて気持ち悪い」

「高湿度と高温に体力を奪われる」

「雨ばかりで外出するのが面倒」

「雨ばかりで天気が晴れ上がらず、気分が下がりがち」

 

こうした原因から、快適に過ごすことが難しくなっているのが梅雨時なのです。

特に、梅雨時の満員電車は人の体温と高気温、湿気によって全身がジメジメして汗と共に中途半端に蒸れては乾いての半乾きによる悪臭も放たれがちです。

 

これはもう精神的なダメージは倍増してしまい、致命的なダメージを心身に受けてしまうことになります。

特に男性は身体の仕組み上、仕方のないことではありますが徹底した「匂いエチケット」が必要になります。

 

少し話が脱線してしまいましたので、本題に戻りましょう。

 

 

 

梅雨うつの原因はこれだ! 

最も梅雨時に私たちが受ける精神的なダメージは、低気圧による自律神経の乱れです。自律神経とは簡単に説明すると心と身体のかけ橋となる神経のようなもので、天気が悪い日は気圧が低くなり、身体の体内時計を狂わせてしまいます。

 

こうした理由から、梅雨時のうつ病は気象病とも呼ばれるのです。

 

それに加えて、実は梅雨は不眠の原因にもなるのです。毎年、梅雨の時期には不眠に悩まれる人が増えているのには、ちゃんとした理由があるのです。

 

天気の悪い日には睡眠欲を誘発する「メラトニン」という脳内物質や、快楽を感じさせて私達をポジティブで前向きな気持ちにさせてくれる「セロトニン」という幸せホルモンと呼ばれる脳内物質も激減してしまいます。

 

梅雨時である6月は、1年の中でもっとも日照時間の少ない時期ですので、健康的に生活する為のホルモンが乱れてしまいがちです。

 

梅雨うつを回避する方法

 

梅雨うつを防ぐ為には、自律神経を先ずは乱さないように生活習慣を整えることから始めましょう。

 

当たり前のようなお話ですが、下記の3点はしっかりと守れるようにする必要があります。

 

・規則正しい生活を心がける

体内時計を乱さない為にも、起きる時間と寝る時間を決めておき、規則正しい生活習慣を保てるようにすることが梅雨時には非常に大切になります。

 

・適度に運動をする

自律神経を正常に保つ為にも、運動をすることで幸せホルモンである「セロトニン」と「エンドルフィン」の分泌を増やすことができますので、天気の悪い日は怠くで動きたくないかもしれませんが軽くでもウォーキングや筋トレをするようにしましょう。

 

・お風呂にしっかりと浸かる

暑すぎない温度で、長めにお湯に浸かって全身の疲れを取るようにしましょう。筋肉の疲労が溜まるとそれは身体のダルさを残すことを意味します。

 

・バランスの良い食事を摂る

前述の幸せホルモンである「セロトニン」を作り出せるようような食事を心がけてみましょう。

セロトニンは脳内で作られますが、材料として必要なのはアミノ酸の一種である「トリプトファンです。トリプトファンは体内で作り出すことができませんので、食事から得る必要があります。

 

食事から摂取したトリプトファンは、日中は脳内でセロトニンになり私達をポジティブな心持ちにしてくれ、夜になると睡眠を促すメラトニンに変化します。

 

そのため、トリプトファンが不足すると、不眠や睡眠の質の低下を引き起こす原因となります。また、トリプトファンは、糖質、たんぱく質、脂質を代謝・分解する上で必要なビタミン(ナイアシン)も作り出してくれる優れものですので、肥満の防止にも繋がります。

 

トリプトファンが多く含まれる食材】

豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類などです。その他、ごま・ピーナッツ・卵・バナナにも含まれています。

 

トリプトファンは肉類にも多く含まれており、肉類を摂取することを勧める情報が多いのですが注意が必要です。

 

肉類には、トリプトファンを取り込みにくくしてしまう性質も併せ持つからので、植物性のトリプトファンを取り入れるようにした方が効果を実感できることでしょう。 

精神的なケアはどうする? 

精神的なケアは日頃の日常から必要となりますので、手前味噌で恐縮ですが、私からの発信(Twitter、ブログ、FacebookTwitter)をしっかりと読み込むようにすることがまずは大切です笑。

 

悩みの9割は人間関係から来るものであり、一見すると人間関係とは関係の無さそうなことであっても大抵は人間関係が絡んでいたりします。

 

湿度や温度、匂いも他人が存在するからこそ悩みは大きくなりますし、他人の存在が無ければ今日は気持ち悪いなぁ程度で終わっていることも少なくないのではないでしょうか?

 

他人のことは変えられない、自分は自分、他人は他人と割り切ったり、他人が何を考えて何を行うのかは自分の決める自分の課題ではなく、他人の課題なのだと課題の分離をするようにすれば、気持ちもグッと楽になるのではないでしょうか?

 

生活習慣を整えて、他人との付き合い方を自分のストレスにならないようにすることで、梅雨うつは防ぐことが可能です。

 

皆さん、梅雨を乗り切りましょう!