ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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青汁王子の誹謗中傷撲滅キャンペーンとは?心理学的に徹底考察します

 元青汁王子の三崎優太さんは、昨年の2018年に脱税の疑いで逮捕されました。

その後、昨年の9月に、SNSを通じて三崎優太さんはご自身が脱税されたとした1億8千万円を贖罪寄付キャンペーンとして社会の人々に還元されました。

 

このお金によって夢を叶えた人、不安から解放された人の多さは計り知れません。お金を受け取った本人だけではなく、その周りの人達まで笑顔にしたからです。

 

もちろん、贖罪寄付だけが目的だったという訳ではなく、当時問題視されていた国税庁による不正行為があったこと、ご自身が理不尽な理由で検挙された実情を世の中に広めたいというお気持ちがあったからこそのキャンペーンではありました。

 

残念ながら、まだまだ世の中には三崎優太さんを嫌っていたり、彼のキャンペーンを疑っている人達が多いようです。

 

実際に、私が三崎優太さんのキャンペーンに参加したことについて、「あなたには失望しました」、「お金にしか興味が無いんですね」、「なんで犯罪者と関わっているのです?」と言った声がたくさん届きました。

 

こうした声の中には、アドラー心理学サロンだけではなく、三崎優太さんへの誹謗中傷にもなりかねないようなコメントも多くて、非常に悲しい気持ちになりました(2019年の今回は誹謗中傷撲滅キャンペーンだからこそ余計に・・・)。

 

そこで、アドラー心理学的な観点を含めながら、三崎優太さんのキャンペーンについて、そして彼自身について考察を記事に整理させて頂きました。

 

批判する前に、この記事を全てお読み下さいね?

読まないあなたは、何でも頭ごなしに批判したり否定するその姿勢が自分の人生を乱してきたことを自覚した方がいいです。

目次

三崎優太って何者?

 三崎優太さんは北海道の札幌で生まれ、北海道の北見市で育ちました。

幼少時に病気を患い長期間入院をしていたり、家庭環境もあまり良くなく、学校にも馴染めなくて不遇な少年時代を過ごされました。

 

高校からは札幌に戻ってきて、学生会館に住むようになりました。

高校に入学してからは素行の悪い友人ができたりと2度も高校を退学になり、通信制高校に進学されたそうです。

 

社会不適合者で学校にも行けない、アルバイトも受からない。

そんな中、ひょんなことからパソコンを手に入れて人生を変えようと決意をしてアフィリエイトで高校生ながら月に400万円を稼ぐほどに成功されました。

 

その後、東京に上京されて会社を始められ、あの有名な「すっきりフルーツ青汁」をヒットさせた美容通販会社FABIUSを販売から年商130億円にまで3年で成長させた凄腕の経営者です。

 

美容通販を始めてから1年目8億円、2年目18億円、3年目に130億円に達したとのことで、20代の若さでここまでの成功をした経営者は恐らく彼くらいでしょう。

 

「いつ死んでもいい」、「絶対に成功する」そんな覚悟をずっと持っていたとのことでしたので、物凄く努力をして自分を変えてきた人物なのです。

 

青汁王子と呼ばれるまでに至った彼のストーリーをこれまで整理させて頂きました。

実はここまでの彼の人生はアドラー心理学的に言ってもまさに成功者と言えます。

 

アドラー心理学では、劣等感とは人間の成長の源であり、人間をダメにする最大の原因でもあると考えております。

 

三崎優太さんは不遇な少年時代を過ごし、高校を二回も退学になった過去を持っています。

 

そこから奮起されて人生を変える為に不利な未成年の通信制高校の学生という立場でありながら、お金も場所も不要なネットビジネスに打ち込んで成功されました。

 

もし、三崎優太さんがご自身の劣等感を不健全な努力によって穴埋めしようとしていたら、そのまま非行を繰り返しながら他人や社会の不平不満を口にしては、世の中に対して攻撃的な人物になっていたことでしょう。

 

しかし、三崎優太さんは劣等感を健全に扱って「自分を変える」、「成長したい」という目標に向かって努力されました。

アドラー心理学の観点から見ても、模範とするべきところも多いのです。

 

人生は劣等感との戦いでもあり、劣等感をどうやって扱うのかによって幸せと不幸を決めるものです。

 

皆さんも自分を変える為に立ち上がりませんか?

 

三崎優太は犯罪者?

 

 前述の通り、2018年に元青汁王子の三崎優太さんは脱税の疑いで逮捕されました。

犯罪者であることは事実です。

 

アドラー心理学サロンに対しても、下記のような批判のお言葉をたくさん頂きました。

「なんで犯罪者を応援してるんだよ!

「犯罪を擁護するんですか?」

「お金が好きなんですね」

 

普段、アドサロの発信を読まれているとは思えないほどに攻撃的、かつ悪意にまで満ちたお言葉も頂き非常に悲しい気持ちでいっぱいになりました。

アドラー心理学はもちろん、一般的な常識から考えても犯罪者が人生をやり直せないなんて道理は通用しませんし、「犯罪=悪」を結びつけるのはあまりにも短絡的すぎます。

 

些細なところで例えるなら、信号無視をあなたはしたことがありますよね?

信号無視だって立派な犯罪ですし、それで逮捕されたり罰金刑を受けたら人生をやり直せないのでしょうか?

 

断言します、過去は過去に置いてくることができます。

過去は過去にしか存在しませんし、未来もまた未来にしか存在しません。

今この時に過去は関係無く、今の自分の目的が今の自分のあり方を規定しています。

 

今の自分が「こう生きていきたい」そう思ったらその通りに振る舞い、今を生きることがあなたを含めて誰にでも可能です。

 

加えて、信号無視という犯罪を犯したとして、その理由が危篤の家族にもとに駆け込む、重要な約束に間に合いたい等、やむを得ないくらい急いでいて車も通ってなかったからということだってありえるのです。

 

熱中症で車内に子供を二人放置して死亡させてしまった母親の事件がありましたが、あの事件だって母親一人を非難しても仕方のないことです。もちろん、一定数の反対意見を受けることは致し方のないことではありますが、人格攻撃までしていいことにはなりません。

 

「罪を憎んで人を憎まず」、家庭環境に恵まれず絶望しかなかったような人が将来への希望が見えず非行に走りやすいことと同様に、本人だけが絶対に悪いのではなくその時の環境からの影響が大きかったこともあるのです。

 

別に三崎優太さんの家庭環境が悪かったから許してやれなんて言ってませんからね?笑

短絡的な人は注意して頂きたいのですが、犯罪者が絶体的に悪人ではありませんし、法律違反が必ずしも悪にはならないということを強調する為に使用した例え話に過ぎませんのでご注意ください。

 

補足ではありますが、法人税の脱税で三崎優太さんは逮捕されました。

税金に関してはグレーなところが多くて、税務署や国税庁によるさじ加減で逮捕されたり逮捕されなかったりすることも多いのです。

世の中には三崎優太さんよりも遥かに多額の脱税をしていても修正申告だけで逮捕されなかったり、下手をすると納税を一切していないのに逮捕されない人もたくさんいるんですよね・・・。

 

お金は本当に配っているの?

 

 お金を本当に配っているのかどうかについて述べる前に、まずは三崎優太さんが今回の誹謗中傷撲滅キャンペーンについて解説した動画で語っていたことを文字に起こしましたのでご一読ください。

 

今から約一年前の9月6日、僕は脱税したとされている1億8千万円を社会の皆さんにお配りしました。

この理不尽な社会に絶望しきっていた僕はそのお金を配った後に死のうとさえ思っていました。

そんな僕を救ってくれたのはSNS上での皆さんのたくさんの応援メッセージの数々でした。

そのおかげで、こんな理不尽な世の中で生きていくことができています。

一方でSNSの誹謗中傷によって自ら大切な命を落としてしまう人もいます。

「コロナの影響で未来に希望が持てない」そんな人たちもいます。

今度は僕が恩返しをする番です。

生きていれば必ず良いことがあります。

僕は脱税犯として一生消えない傷を背負って生きています。

こんな僕なんかより皆さんの方が絶対にマシです。

この理不尽な世の中に生きる希望を一緒に見つけていきませんか?

今年も立ち上がります。

 

この基金を通じて一人でも多くの人が笑顔になれることを心より祈っています。

こんな理不尽なことばかりの世の中ですが、諦めなければ必ず成功は待っています。

諦めなければどんな困難からも立ち上がれます。

だから、こんな僕でもやり直していいですか?・・・

 

特に感情に訴えかけて、信じて欲しいなんて思っておりません。

ただ、これが彼の本心なのは心理学的に考えても間違いありません。

 

それに、数々の当選者のお声がSNSを賑わせているように、しっかりと現金が振り込まれています。

彼はひ孫の代まで困らないくらいの大金を持っておりますし、数億程度のお金をケチることはありえないと断言できます。

 

1億8千万円の脱税容疑をかけられて逮捕され、釈放された後も翌日には延滞税を含めて4億円をしっかり納めております。

実際は振り込まれていないとか、一部の人にだけ配っているということはありえないと思われます。

 

三崎優太さん自身も誹謗中傷に苦しんだご経験もあり、かつSNSでの誹謗中傷で自ら命を断ってしまう人達がいること、自分自身がSNSを通して勇気をもらえたことに対する感謝の気持ちから世の中に還元したいという思いがあるのは疑いようの無い事実です。

 

若者のみらい応援基金を設立して若者の夢の実現を支援していたり、その他にも起業家を育成したり格闘家を応援していたりと、三崎さんの社会の為になりたいという思いは本物です。

 

最後に

 

三崎優太さんへの誹謗中傷は彼が逮捕される前から酷く、側から見ているとお金持ちや成功者に対する妬みやひがみでしかないコメントも多数見受けられました。脱税で逮捕されてからは叩く理由を見つけたかのごとく、人間としてありえないような誹謗中傷が出回っておりました。

 

人を叩くことは自傷行為であり、心のリストカットです。

 

人が他人を攻撃する理由は、自分の劣等感の穴埋めをして少しでも安心したいからです。

 

他人を傷つけて自分よりも苦しんだ姿を見て自分をマシだと思い込んだり、努力のできない自分を肯定する為に本心では憧れていたり、尊敬しているのに幸せそうでキラキラした人を攻撃してるだけ。

 

そうやって劣等感を不健全に扱うことで幸せになれる可能性を捨ててまで劣等感に苦しみ続ける人生を生きるのか、どこかで心を入れ替えて幸せになる勇気を持って劣等感を克服しようと努力を始めるのか。

 

それはあなたの自由です。それでも三崎優太さんのことが嫌いなら、どうぞご自由に。

他人の好みにまで口は挟みませんし、三崎さんを嫌っているからって、あなたを嫌う理由にはなりませんので。

 

アドサロは三崎さんを応援します!

今回のキャンペーンは第二弾もありますし、まだまだ続いています。

ご賛同頂ける方は是非、一緒に応援して頂けますと嬉しいです!