初対面の人となかなか打ち解けられなくて悩んでいる人は世の中には沢山います。
むしろ、大半の人達は初対面の人とどう接すればいいのか分からずに、意識しているかどうかに関わらず困った経験は必ずあるものです。
なかには、人付き合いを避けて新しい人間関係を構築するよりも自分の殻にこもってしまう人もいます。
しかし、仕事でもプライベートでも、ある程度はコミュニケーションを深める必要がある場面は少なくありません。
本記事では初対面の人が苦手であったり、新しい人間関係を築くことに苦手意識を持っている人達に向けて初対面の人と良好な関係を築くヒントをお伝えします。
第一印象は見た目で決まる!?
初めて会った人に好印象を与えるには、自分の人間性やトーク力よりも見た目が重要です。
第一印象は出会ってから3秒から5秒で決まるとすら言われており、初対面の段階で与えた印象は余程の転機が無い限りはずっと残ります。
初対面で「明るくて楽しい人」という印象を与えると、暗そうにしていてもたまたま疲れているだけだとか、悩んでいると見なされたりするのです。逆に初対面で悪い印象を与えてしまうと良いところがあったとしても簡単には相手の考えを覆すことは困難です。
最初のイメージがずっと定着する現象を「初頭効果」と言います。初頭効果に加えて、ハロー効果と呼ばれる際立った特徴に引きずられてその人の全てを判断する心理学的な性質も人間は合わせ持っているので、人は人を誤解しやすいのです。
初めの印象で誠実そうな印象を与えると、多少の遅刻が許されるようになったり、東大出身と聞くと関係は無いのに頭を使うこと全般が完璧だと思われやすいのはこのことです。
第一印象を良くするには?
良い第一印象を与えるには見た目を整えて、笑顔でハキハキと挨拶することが重要です。
そうすると、信頼できそうな元気な人として扱ってもらえるので自然と自分からそういう振る舞いを継続できたり、信頼を獲得できるので自分の話に耳を傾けてもらいやすいのです。
イケメンや美女が得なのは仕方ありませんね(笑)、東大の出身だとか、甲子園に出たといった話題が弾む会話の中で出てくると更に強い印象を与えることができます。
嫌味な自慢にならない程度に、世間が面白がりそうな自己紹介アピールポイントを考えておくことも効果的です。
なぜ外見が大事なのか?
人間が人物を判断する時に自然と従っている心理学的な性質に「メラビアンの法則」があります。
「メラビアンの法則」とはアメリカの心理学者メラビアンが行った実験によって明らかになった第一印象が与える影響因子割合のことです。
第一印象に大きく影響を与えるのは下記の割合となります。
表情・態度が55%
声が38%
話の内容が7%
メラビアンの法則によると、非言語的コミュニケーションによって第一印象は9割以上が決まっているとされます。
見た目の中にはもちろん、生まれ持った外見の良し悪しだけではなく、服装や姿勢、顔つき、目つきが含まれるのです。
「人は見た目じゃない!」とか、「ありのままの私で勝負する!」なんて考えて外見を整えることや、見た目をおろそかにすると大損してしまうのです。
数ある一期一会の出会いの中には本当に人生を大きく好転させるようなきっかけになるものも少なくありませんので、身なりをしっかりと整えて、笑顔を絶やさずハキハキと話すようにしたり、しっかりと相手の目を見て好意的な態度を示すようにすることで、あなたの本当の実力や信頼性を知ってもらえるのです。
見た目とか上辺だけ取り繕った勝負は無駄だと思っていたり、初対面から実力勝負を持ち込もうとするのは間違っているのです。それだと実力を発揮できないまま終わってしまう確率が高まるからです。
仮に実力不足でも好印象を初対面で与えられる人は多くのチャンスを手にすることができますので、大きく実力であなたが優れているにも関わらず、大したことのない人がチャンスを掴んであなたよりも実力と成功を手にすることだって良くある話です。
もちろん、ハッタリだと失望させて大きな成果に繋がらない人も多いですけどね。