ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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苦手な上司とうまく付き合う方法

「いつも上司とは意見が食い違ってしまうな…」など、読者の皆様にも苦手なタイプの上司に困らされたことがあるのではないでしょうか?

 

社会とは様々な人との関わりで構成されておりますので、苦手な人と仲良くなる必要まではありませんが、うまいこと付き合う術を持つことは大切です。

 

どうしてもこれまでの経験が違えば価値観がお互いに異なるのが人間ですので、合わない人が現れるのは致し方ありません。

 

人は共感できない人とは自然と距離を取ろうとしてしまう性質があります。

もちろん、嫌いなら距離を取るようにしたり、理不尽に嫌われたりして自分で自分を疑うくらいなら嫌い返すくらいの気持ちが必要な場面もあります。

 

しかしながら、最低限の関わりを保つ必要もあります。

壁を作って関わらないようにしていても限界があることでしょう。

 

ましてや、嫌いだからって仲間を作って愚痴を言い合ったり、上司に反抗したりしていてもお互いに不快になるわ周囲も不快になるで何も良いことはありません。

 

上司という立場はあっても、社長であれ部長であれ、人は人です。

探せば必ず長所の一つや二つは必ずありますし、何も見つけられないのは自分が未熟だからだと考えるべきです。

 

相手が上司であるとか部下であるとか立場の違いに関わらず、人が人を嫌う理由は自分のコンプレックスや嫌いなものを相手に投影しているからです。

嫌だと思うことが多いということは、自分が苦手とすることや、自己嫌悪の裏返しなのだということを自覚しましょう。

 

シンプルに、あれヤダこれヤダ言って文句を言ってしまうのは未熟です。

 

話を戻しますと、「この人嫌だな」と思っていれば必ず相手にも伝わっていることは間違いありません。

人は無意識に自分の感情を態度や行動で表現してしまっていますので間違い無いです。

 

仕事をスムーズにする為には上司との関係を良好に保つことは大切です。

まず、理解しておくべきことは「相手の考えを自分の思い通りに変えることは不可能」であるということ。

 

とは言え、自分の考えを押し殺して我慢をするべきではありません。

 

マイナス思考になればどうしても悪い事ばかりが目に付きますし、悪い方にばかり考えてしまいます。

上司のことが嫌いならば、自分がマイナス思考になっているのだとまずは自覚しましょう。

 

自覚した上で、様々な角度から相手を見て自分の偏見を改めてみましょう。

 

人は偏見を通してしか物事を見ることができないからこそ、自分が気持ち良く生活できるように偏見を意図的に変えてしまうのです。

 

ウソでもいいので上司を好きだと思い込んでみて、色々と質問をしてみましょう。

すると意外な一面を知れて共感できたり、楽しい人なんだなと思えるところが必ずあるはずです。

 

苦手意識を持っている上司から怒られると「自分を嫌っている」と感じてしまい、全ての叱責が自分への人格攻撃だと思ってしまったりします。

「怒られた」ことは事実ですが、「嫌われている」は自分の意見であって事実である確証はありません。

 

たとえ「嫌い」と言われたからって、本気で嫌っているとは判断できません。

 

事実は本人にしか分かりませんし、「嫌い」だとか「怒られた」事実にどう反応するのかは自分で選択できます。

 

良好な関係を持ちたいのなら、自分から好意を持つ努力をしてみましょう。