ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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強引な依頼を断れる方法はこんなに簡単!?

余裕がなくても人からお願い事をされると断れなくてどんどん自分の首を絞めてしまう人がいます。

 

他人からのお願い事を断れない人は、主に下記の2点の理由から依頼を断れなくなってしまってます。

・相手に悪い印象を与えたくない

・嫌われたくない

 

頼みごとを無理をしてでも引き受けることは自身のキャリアアップにも繋がりますし、相手に信頼感や好意を感じてもらえるのでメリットは多いものですが、「この人なら何でも引き受けてくれるだろう」と甘えられてしまったり、最悪の場合はナメられてしまう危険性があります。

 

そうしているうちにストレスを抱え込むことになってしまい、自分が潰れてしまうこともありますので嫌われたくないからと何でもかんでも頼み事を引き受けることは得策とは言えません。

 

断れない性格は「優しい」からだと思われがちですが、「嫌われたくない」と思っているだけなのです。

優しさというよりは、「甘さ」ということになります。

 

優しいことと甘いことは違います、できることとできないことをしっかりと区別して、自分が潰れないように、相手を思いやる対応が必要なのです。

 

嫌われるくらいなら、無理をしてでも引き受けた方がマシだなんて考えは捨てましょう。

 

しかし、確かにただ断るだけではカドが立ちますし、相手が納得する理由や誠意が伝わらなければ反感を買ってしまいます。

 

印象の良い断り方には工夫があります。

・一言添える

・謝る

・理由を伝える

・代替案を伝える

 

例えばですが、資料作成の仕事を頼まれたとしましょう。

その時に「ちょっと厳しいです」だとか、「忙しいので無理です」と伝えてしまうのは0点です。

 

断るのなら、「すみません。お手伝いしたいところですが本日は業務が溜まってしまっておりまして。明日でしたら可能です」と、まずは謝ってから理由を伝えて代替案を提案するのです。一言「あいにくですが~」とクッション言葉を加えられるとなお印象が良くなります。

 

無理ならはっきり断らなきゃ!って考えて「無理です!」とか「できません!」と直感的に考えて答えてしまうのはNGです。

 

人間は感情の生き物ですので、相手がそれを無茶なお願いをしていると自覚していても、それを無下に断られてしまうと感情的になってしまう可能性があります。

 

言い方や言葉選びに気を付けて、自分の中で事前に断るシチュエーションを想定して「断り文句」を考えておくと便利です。

 

いくら日本語ができるといっても、とっさに慣れない言葉を使うのは大変ですし、臨機応変に返事をすることはそれなりに大変なことです。