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嫉妬はあなたを不幸にしますが、こんな例外もありえます・・・

嫉妬することの無意味さを本記事では解説をさせて頂きます。

 

嫉妬をすればするほど、あなたは必ず不幸になります。

 

嫉妬することでなぜ不幸になるのか、嫉妬によって不幸になる仕組みを説明させて頂きますので読み進めていて「それはおかしいでしょ!」と反感を持つ人も少なくないと思いますが、取り敢えず全て読んでみて下さい。

 

心の中で引っかかるところもあると思いますが、本記事を読むことで少なくとも嫉妬心は無くなることは間違いないと思います。

 

なぜ人は嫉妬するのか

 

初めに、なぜ人は他人に嫉妬するのかについて知っておきましょう。

 

嫉妬とは簡単に言うと自分の中にある「劣等感」が原因でして、自分と他人を比較して自分に無い物を持っている他人が自分よりも優れているように見えて劣等感が刺激されることで嫉妬心は生まれるのです。

 

つまり、嫉妬とは本当に自分よりも相手が優れているのか劣っているのかに関わらず、自分の中にある劣等感を穴埋めする為の防衛反応であるとも言えます。

 

劣等感を克服する為に健全に努力することを諦めているので、手っ取り早くキラキラしてる人とか目立つ人を攻撃して優越感に浸りたいのでしょう。

 

人を叩くことは理由が嫉妬であれ何であれ、自分の価値を下げるだけの一時的な快楽であり、麻薬のように中毒性があるのですぐにでも断ち切りましょう。

 

嫉妬することで不幸になる理由

 

嫉妬をしてしまう時とは、自分には無い物を持っている人を見た時です。

つまり、嫉妬して攻撃的になったりあら探しをしてしまうということは、自分の幸せに繋がる「憧れ」を否定することにもなってしまいます。

 

自分が欲しい物を否定してしまえばそれは自分の幸せの否定になってしまい、自分は幸せにはなれないのだと確信を深めてしまう結果になります。

 

しかも、自分の周りから幸せそうな人を排除するということは、自分の周りから人生が上手くいっている人は排除していることになります。

 

人は付き合う人によって大きく影響を受けますし、周りにいる人達によって幸せな事も不幸な事ももたらされるのです。

 

例えばあなたがある仕事で一つの席を巡ってライバルを叩くのなら一理ありますが、明確なライバルでも何でもない人に嫉妬して攻撃しても何の意味もありません。

 

あなたが東京大学の受験生だとして、同級生で物凄く成績のいい人がいたとします、その人の妨害をするよりも仲良くなって勉強を教えてもらったりアドバイスをしてもらえた方が自分の為になりませんか?

 

もちろん、ライバルにはなりますが東大の定員が一人や二人なら嫉妬する意味はあると思いますが、その人を叩いても自分が合格できるとは限りませんよ。

 

何か一つしかない物を競い合って手に入れようとしているのなら嫉妬する意味は分かりますが、何の関係も無い目に映る「素敵な人」に嫉妬したところで損をするだけです。

 

嫉妬するよりも仲良くなってあやかったり、どうしても好きになれないなら距離を取って深く関わらなければいいんです。

 

その方が得ですし、精神衛生上も得策です。

 

結論、嫉妬して誰かを叩こうとすれば相手よりも自分を傷付けるだけで大損ですし、気分も最悪になります。

 

しかし、嫉妬することで幸せになれることもありえる

 

とは言え、実は嫉妬が幸せに繋がる場面は限定的ではありますがあります。

「合コン」が一番分かりやすい実例でしょう。

 

合コンで一人のイケメンを取り合っていて、ライバルになる女の子に嫉妬して攻撃したり、根回しして相手の男性からの評価が下がるようにするのは合理的ですし、倫理的にどうなのかという反論はありますが意味はあると思います。

 

その代わり、上手いことその場ではイケメンにお持ち帰りしてもらえたり、注目してもらえるかもしれませんが、合コンに一緒に参加している女友達からの信頼は失いますし、失敗すれば男性陣からも「性格の悪い女」という烙印を押されてしまって、次の機会が無くなるか、良い出会いの場に呼んでもらえなくなる可能性は高まります。

 

ただ、そのイケメンをゲットできればそれでいいのであれば、選ばれるのは結局は一人ですのでリスクを承知でライバルを叩くのならそれはそれでアリです。

 

その代わり、信頼を失いますし、自分の心の中に罪悪感を残してしまうこともありえますのでおすすめはしません。