アドラー心理学サロンです。
意外かもしれませんが、悪口が好きな人はこの世にはいません。悪口を言ってる人は、あら探しをしている自覚はありませんし、自分が正しいと思っているのです。
しかし、悪口を言うことは悪いことだとは自覚できていて、悪口なんて本当は言いたくないとは思ってる人が大多数です。
では、なぜ悪口を言っているのでしょう?
悪口を言う人は、「本当は悪口なんて言いたくないのにお前のせいで気分が悪くなって悪口を言わずにはいられないんだ!」
なんて考えては、さらに悪口を言う負の連鎖に陥っているんですよね。
本記事では、悪口が好きな人の心理状態と、悪口を止めるべき理由を解説しています。
悪口ばっかりの人は、見た目は大人だけど中身は赤ちゃんです。
悪口が口癖になっている人は、「あれ嫌、これ嫌」ばかり連呼しています。
それは生きていれば嫌なことの一つや二つは誰にでもありますし、世の中や他人は自分を幸せにする為に存在しているのではなくて中立的に存在しています。
誰かの為に世界はできていないのです。恵まれていそうに見える人はいるかもしれませんが、それは自分の主観に過ぎません。
そう思っている自分にも、形を変えてその人よりも恵まれているものがあるかもしれませんし、どう思うのかは自分次第です。
世の中で起きることによって自分が幸せになるか不幸になるのかが決まるのではなく、自分がそれをどう思うのかによって決まるという事実を忘れないで下さい。
嫉妬をされて陰口を言われようと、それは自分に魅力があるからなのだと思うこともできますし、後ろめたい気持ちが自分にあるのなら改善すべき点を教えてもらえたと考えることもできます。
断言しますが、他人や世の中が自分の為に変わってくれることはありません。
「制限された中で、自分がどうするのか?」
この視点が持てないなら、大人しく、慎ましく生きましょう。
一切、高望みは求めずに、とにかく今の自分のプライドと生活を守る為に安定を目指して生きるのです。
自分から変わろうともしないで、「自分は被害者だからお前の幸せをよこせ!」などと考えている人は悪口が好きな人には多い。
たしかにあなたは不幸かもしれませんし、被害者なのかもしれませんが、赤の他人にはあなたを助けたり、応援するギリも義務もありませんし、あなたが幸せになろうが不幸になろうが関係ありません。
つまり、他人に求めてばかりでは、幸せにはなれません。
人の悪口を言って自分が相対的にのし上がろうとするなんて愚の骨頂です。
上に100人いたら100人分悪口言わないといけないんですよ?
だったら自分を鍛えて実力でその人たちを追い越すことを目指して、100人を追い抜く方が効率的ですし簡単です。
悪口を言ってしまう目的は、自己憐憫に浸って自分を慰めて、自分を正当化することにあるのでしょう。
そんな努力、余計に自分を惨めにして、自分で自分をさらに嫌うことになります。
自分が自分を嫌いになったら、自尊心が無くなってもう幸せになれません。
悪口の相手のこと考えてるなんて時間の無駄です。
劣等感を持つことは正しいことですし、健全ですが安易に他人を叩いて自分を肯定する不健全な努力に陥ると、永遠に過度な劣等感を抱き続けることになります。
劣等感を健全な努力によって克服することで、自分の成長を楽しめばいいのです。
自分の理想像にはなかなか届かないかもしれませんが、世の中で成功している人達はこの少しずつの劣等感の克服を繰り返してきたのです。
理想はあくまでも理想であって、現実にはありえません。
ある日突然に幸せになれることはなくて、少しずつなるものなのです。
そのステップを楽しもう。
読書の皆様、お楽しみ頂けましたか?
悪口はコロナウィルスよりも感染力が高くて、人を不幸に陥れる感染症みたいなものです。
「悪口感染症対策」として、ぜひこの記事のリンクをTwitterでご自身のコメントと共に発信して頂けますと幸いです!
悪口を少しでも世の中から無くしたいです!