他人への優しさを忘れた人は、残念な人生を生きることになります。
自分らしく生きることは、身勝手に他人を傷つけてもいいということではありません。
アドラー心理学の名著である「嫌われる勇気」をお読みになられた人の多くは、どれほど忌み嫌われようと、身勝手に生きるべきことを説いていると思い違いをしているようです。
そんなことをしていれば、自分らしく幸せに生きるつもりが、自分ばかり不幸になる生き方になるだけです。
他人から受け取った無償の愛に文句を付けたり、不満を持つようでは、いつまで経ってもあなたは不幸なままでいることになります。
もし、相手からの親切が不要なら、断ればいいだけの話です。
他人はあなたに優しいする義理も義務もそもそもないのですから、それに文句をつけることは言語道断。
優しくしてもらえただけありがたいと思って、まずは感謝して前向きに生きる選択をしてください。
自分を幸せにできるかどうかは、いつだって自分次第です。
幸運は待つものではなく、自分からつかむものですからね。
不幸である理由を自分以外に見つけようとすれば、本当にどうしようもなくなってしまいます。
「やりたいことをやるべきだ」とか、「こうしてみたらどうですか?」とお話しすると、「周りがそれを許してくれない」と答える人は案外多いのです。
それは、自分が自分に許してあげられていないだけであって、他人への気遣いや優しさに見せかけて自分が嫌われても傷つきたくないだけという欺瞞であることを自覚してください。
もし、できないと思うのなら、現状に感謝して今のまま幸せになる努力をしましょう。
他人はあなたが思うほど、あなたのことを優しく思うことはないと悟ることが、自立した大人として幸せになる為の第一歩となります。
人間は弱い生き物で、不都合なことがあると理不尽に誰かを責めて自分で自分を守ろうとしてしまう性質があります。
誰のせいにもせず、自分と向き合って努力すれば必ずうまくいきます。
世の中、思い通りになることの方が少ないですし、努力しても運やタイミングに支配されている部分もあるのでなかなかむずかしいところがあります。
しかし、少なくとも努力すればうまいことはいくものです。