ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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嫌いな人のことをどう考えるべきなのか?

「なぜこの人はこんなに嫌な人なのか?」と考え続けたとしても、答えが出てくることは絶対にありません。

 


なぜなら、あなたがその人をどう思うのかによってその人のことが好きなのか嫌いなのかは決まっているからです。

 


あなたがその人を嫌っていたとしても、他の人はその人を好きだったりもしますし、好きでも嫌いでもないかもしれないのです。

 


誰から見ても良い人といなければ、悪い人もいなくて、それを決めているのは自分の心一つでしかないことを自覚してください。

 


対処としては、あなたから関わることを避けるなり、好きになる努力をすればいいのです。

 


どうしても好きになれない人との関わりを避けることは、冷たいことのように感じられてしまい、罪悪感を覚える人も少なくありません。

 


しかし、実は好きになれない人から離れることは好きになれない人への思いやりであり、優しさでもあります。

 


好きになれもしないのに、仲良しごっこをしようとするのは、相手からの好意を踏みにじっているのと同じことになってしまいます。

 


どうしても好きになれないのに仲良くしようとしていてもお互いに不幸になるだけですから、好きになれない人とはそっと離れるようにしましょう。

 


そっと離れることが肝になります。

 


なぜなら、いきなり絶縁を告げたり、あなたのことなんて大嫌いだと伝えたりすれば、相手を傷つけるだけではなく、傷つけられた方はその分だけあなたのことを傷つけようとするか、執着して絡んでくる可能性が高まるからです。

 


攻撃的な言葉を使ったり、攻撃的な態度を出すことで相手以上に自分の心にもダメージを与えてしまいますので控えましょう。