ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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努力が報われない人はがんばっても意味のないことを頑張り続けている!?

自分に向いていることは、自分にできることでもあります。

 

試行錯誤を繰り返すことに楽しみを見出せて、結果ではなくて努力している過程を楽しめるかどうかで、自分の向き不向きは簡単に判断することができます。

 

試行錯誤をする中では、膨大な努力が必要になります。それこそ、質と量を最大化させる必要がありますし、ヘタをすると試行錯誤にかけた膨大な時間や努力が無駄になることだってありえるのです。

 

その無駄になった努力や時間すらも、無駄とは思わず楽しかったとか、勉強になったと思えるくらいじゃないと、自分がやっていることは向いているとは言えません。

 

結果を早く求め過ぎてしまうと、やはり過程が苦痛になってしまってすぐに諦めてしまったり、過程の段階で身が入りきらなくて結局は大した結果には結び付かないのです。

 

つまり、打算的にこれをやっておいた方がいいとか、この仕事は給料がいいからといった理由で、自分が何をするのかを決めない方がいいのです。

 

自分の生まれ持った適性や条件、これまでの人生経験の中で必然的に培われたスキルや特性でやることを選んだ方が続けられますし、結果として大成できる可能性が高まります。

 

好きか嫌いかなどの好みや、何をするのが得なのかという打算的な考え方でやることを選ぶのは、時代の流れや周りにいる人達からの影響という偶然的な理由であり、浮ついたものであってそれが自分に合っているのかどうかは未知数です。

 

お金になりそうになくても、社会的にあまり評価されるようなことではなくても、自分がやっていて苦にならないことを仕事にして、それを極めた方がいいということです。

 

努力が努力であるうちは花開くことはありません。

 

他人から見ると努力だけど、自分からすれば当たり前な習慣になっていれば、大きな結果は後からついてきます。

 

お金や名声などは、自分にできる事を全力でこなしていれば後からついてくるものですから、先のことは考えずに自分にやれそうで続けられそうなことを愚直に取り組んでいく事を強くおすすめします。

 

今回のご相談者様のように、今の自分がやっていることは意味がないのではないか?とすら考えるようになっていたら、良い結果が出るとか出ないとか以前に、そのうち限界がきて嫌になってしまう可能性が高いでしょうね。

 

いまだに「転職しないで済むのが一番」と思っている人が世の中には非常に多いのですが、保守的な日本人らしい考え方です。

 

転職は今の会社や仕事が我慢できなくなった時の「最後の手段」ではなく、自分が幸せになるために「常に考えておくべき手段」です。

 

今の会社で働き続けたり、同じ仕事を続けることを前提に考えていたら、自分の人生の可能性を潰してしまいかねません。