自分よりも経験が浅かったり、スキルが足りない人を見つけて悪口を言ったり、見下したりしてる時は転落している時です。
逆に自分の周りの人たちがすごい人ばかりに思えて劣等感を感じたり、周りに凄い人がいっぱいいると感じる時は急成長しています。
人間は劣等感を感じるからこそ、成長することができます。
アドラー心理学では劣等感こそが、人間の成長の原動力であると考えています。
人間には今よりも良い状態になりたいという普遍的な欲求があります。
それを「優越性の追求」と呼びます。
目指すべき目標があって努力している時に、他人の悪口を言ったり誰かを見下してる暇はありません。
それよりも、目標を達成する為に自分に足りないところに目が付くようになりますので、むしろ謙虚になるものなのです。
健全に努力して目標を達成したり、自分を高めることを諦めている人は、他人を見下したり、悪口を言って自分の方が優れているように見せたり、偽りの優越感を感じて安心しようとします。
こうした行為を「安直な優越性の追求」と呼びます。
自分よりも優れた人を悪く言う人だけではなく、初心者をバカにする人や、生まれ持った先天的なことを理由に差別をする差別主義者も代表的な存在です。
特に、初心者をバカにするような人は、それ以上の成長を見込めない人です。
自分の成長が止まっているから、自分よりも下手な人をバカにして喜んでいるのです。
誰だって、最初からできていたことなんてありませんし、経験を積めば誰でもたいていのことはできるようになれます。
下手なりに継続して努力の末に実力を付けてきているのです。
どのような理由であれ、努力している人をバカにする人には、成長はもうありませんのでどんどん落ちぶれていくのです。