ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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嫌われたくなくて誰にも打ち明けられないことがあって苦しい時はこれをお読みください

周囲の人達から変な人だと思われたくない、嫌われたくないという一心で自分の本当の気持ちを誰にも言えずに苦しい思いをされている人のご参考になれればと思い本ご相談事例を公開することにしました。

 

【ご相談内容】

・40代女性

・医療関係

・悩み

30年ほど腸の不調に悩まされ、どんどん症状が悪化し、現在は、始終便臭がするようになり、臭いで周りの人を不快にさせている状態です。食事や運動、消臭のための努力は欠かさずしていますが改善していません。

 

人の役に立てる今の仕事は大好きで、人と関わることも好きです。

ただ、「くさっ」と小声で言われたことは何度もあります。患者さんに「くさいんじゃー!」と怒鳴られたり「あの人は歩きながらおならをしている」と言われたこともあります。

 

恥ずかしくて、なかなか周囲に事情を説明することもできず、悩んでいる状態です。時々周囲に伝えてはきましたが、伝えるのにものすごく勇気がいります。事情を伝えられないことで、相手に迷惑をかけても平気な非常識な人だと思われているのではと思うと胸がつぶれそうなほど苦しいこともあります。

 

できれば伝えられる勇気を持ちたいです。アドバイスをぜひいただきたいです。よろしくお願いいたします。

 

【ご回答】

他人に迷惑をかけても平気な人だと思われたくないとのことですが、それはあなたの主観であって感想なので事実とは異なります。

 

本当にそう思うのかどうかは他人が決めることです。

ただ、病気という事情を知っておきながらそんな風に捉える人の方が少ないと思いますし、思っていても病気だから仕方がないと思うことが大半でしょう。

 

恐縮ですが、最初に相談すべき相手は私ではなくて上司などの管理者ではないのでしょうか?既にご相談されているのかもしれませんが、具体的な対応までしてもらえるように依頼をするべきです。

 

それに、どのような病気なのかが分からないですし、色々対策はされているのだと思いますが臭いを何とかする方法についてお医者さんに相談されましたか?事情を周囲の人達に伝えるべきかどうかを悩む必要は無いと思います。

 

むしろ事情を話さずに臭わせている方が、伝えた場合よりも嫌われやすいですし嫌がられるものです。

 

相手にどう思われるのかが気になる性格のようですが、他人が自分をどう思うのかは他人が決める他人の課題であり、自分の課題ではありません。

 

自分の課題としてできることは誤解を解こうとしたり、自分の良いところを知ってもらう努力くらいなもので、実際にどう他人が自分を思うのかというところまで踏み込んでしまうと他人の課題への介入です。

 

他人の課題に介入するとなると、他人のこれまで培ってきた価値観を変えたり、下手をすると人生を変えるくらい大変なことになりますので自分には変えられないものだと区別しましょう。

 

自分と他人の課題を区別して、自分は他人の課題に、他人には自分の課題には介入し合わないようにするべきです。

 

恥ずかしかったり、恐怖を感じていると思いますが、伝えないままにしておくと余計に状況は悪化するばかりだと思いますので上司と相談の上、どのように周囲からの理解を得るべきなのかを決めてください。